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巷では「3位決定戦不要論」などもあるようだが、まぁ本来ならベスト4に 残る資格の無いチームが2つも残ってしまったような大会は別として、基本 的には3位決定戦はやって頂きたい。決勝進出する程では無いがベスト4は 相応しい、というチームにとって、「3位」は栄誉だからだ。 バラックの欠場によって、真の「4-4-2 フラット」が実現されたドイツは、 攻撃の起点が両サイドとなり、トップ下のスペースを皆が使えるので、シュ ヴァインスタイガー、シュナイダー、クローゼ、ポドルスキが複雑にポジ ションチェンジを行う、スピードある攻撃を続けた。特にシュヴァインスタ イガーは生き生きとしている。56分の、この21歳右利きMFによる25ヤード 弾丸ミドルは個人の力だが、左サイドでボールを得た後、余裕をもって中央 に切れ込んだことによって生まれたシュートコースだった。一旦はするする と中央を上がってきたフリンクスが、シュヴァインスタイガーの動きを見る や、右に譲って中央のスペースを空けた。この地味な動きも、ほとんどの人 は見逃しているだろうが、わりと重要である。 ペティトのオウンゴールを導いた61分のファウルは、ドリブル突破するポド ルスキにパウロ・フェレイラが足を引っ掛けたものだが、これ見よがしに倒 れるのでは無く、飽くまでも体勢を戻そうとしつつ、やっぱり転んでしまっ たポドルスキには、上川主審ならずとも、好感が持てる。 78分のシュヴァインスタイガーの弾丸ミドルも、先制点とほぼ同じ動き。ペ ナルティ・アーク左手前辺りを、「シュヴァインスタイガー・ゾーン」と名 付けてはどうか。一度やられているのに、この最も危険な相手左SHを、相変 わらず野放しにしていたパウロ・フェレイラやマニシェは、頭が悪いとしか 思えない(写真)。 というわけで「バラックのいないドイツは強い」「チームとして何も出来な いポルトガル」という私の主張があらためて実証された、今大会の3位決定 戦であった。やはり3位決定戦は、やったほうが良い。 |
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| ところで、ソル・キャンベルが本当にアーセナルを出て行くことになった。 ジーコのところに行くのかどうかは、まだ不明。メルテザッカーとか獲った らどうですか、ヴェンゲル監督。 keywords: シュヴァインシュタイガー フリングス |
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| Kay'n wrote on July 9. 2006, 09:34 GMT | ||
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ワールドカップの決勝と、ウィンブルドン男子シングルスの決勝が同日に重 なる事って、今まであったのだろうか。2002年は、ワールドカップの後に 残ったどうにもやり場の無いあの「台無し」感を、水色と白の縦縞ユニ フォームに身を包んだセンターコートのお客さんと共にナルバンディアンの 応援に昇華させた気がするし、1998年は、サンプラスとフルセットの死闘 を繰り広げたイワニセヴィチの健闘を見届けた上で、彼の母国代表チームの 3位決定戦を感動と共に観た記憶があるが。 ともかく今年は、両方とも明後日なのである。ウィンブルドンの試合開始は 日本時間の22時、ベルリンのキックオフは27時で、予定通り行けば重なら ないが、ウィンブルドンに雨が降って3時間以上遅れたり中断したりすると、 非常に困った事になる。ロンドン南西部の人達は、全員てるてる坊主用意し て下さい。 それにしても、ロジャー・フェデラーの強さは半端では無い。全試合をスト レートで勝ち上がったこのスイス人は、とにかくミスをしない。既に4連覇 をほとんど手中に収めているようにも見えるが、対する相手は、フレンチ・ オープンの決勝で立ちはだかったラファエル・ナダルである。この若きクレ イ・コートの王者がしぶとくラリーに持ち込み、1セットでも奪う事があれ ば、波瀾が起きるかも知れない。ちなみに、スペイン人ナダルは大のサッ カーファンらしいが、好きな選手はジダンだそうだ。ジダンは来年ヒマだろ うから、フレンチ・オープン観に行ってあげて下さい。 |
![]() Roger Federer (T) & Rafael Nadal (B) | |
| どっちにしても今年は凄いなと思うのが、ウィンブルドンで敵無しのフェデ ラーがローラン・ギャロスでも準優勝し、ローラン・ギャロス2連覇のナダ ルが今ウィンブルドンでも決勝進出した事である。芝のコートが得意な選手 は普通、クレイが苦手。逆もまた真だが、同じ2人の選手がクレイと芝の両 大会の決勝を戦う、というのが、非常にエキサイティングだ。ナダルは弱冠 20歳、フェデラーもまだ25歳である。近い将来、特に男子では至難の技で ある、夢の純正グランド・スラムを、この2人のどちらかが、達成するのか も知れない。7月9日は、世界のスポーツファンにとって、長い一日になり そうだ。 keywords: 全仏オープン |
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| Kay'n wrote on July 7. 2006, 19:24 GMT | ||
| 私が会社を辞めるとき先輩に「お前は中田みたいな奴だ」と言われた話は2 年前にも書いたが、一緒にお仕事させていただいた方々の中で、私が怒鳴る ところを見た事の無い人も、沢山いるだろう。むしろ「受け易いパス」しか 出さないので物足りない、と思っている人すらいるはずだ。 一緒に仕事している仲間が全員、プロフェッショナルとしての標準レベルを クリアしている場合、レジスタ(=ディレクター)は、叱責したり怒鳴った りする必要が無い。中田英寿もおそらく、同じだろう。怒鳴る必要があるの は、プロに程遠い者、二流の者に対してだけだ。怒鳴る必要があるのは、与 えられた仕事を怒られない程度にこなすのに必死で、目標が「より良い結果」 では無く、「わたしなりに頑張っている」が口癖、たかだか45分程度の歌番 組の構成を考えるのに毎日深夜までワープロの前でただ固まった挙げ句、タ クシー券切って帰宅するような半人前に対してだけだ。 人間は、長い歴史の中で、弱肉強食の世界を理想とせず、弱い者、劣った者 でもそれなりに安心して楽しく暮らせる文明を形成してきた。人の日常生活 のレベルではそれは必要な事だし、かく言う私もその恩恵に与ってきた。し かし人間は、強い者、優れた者が勝ち、弱い者、劣った者が敗れる世界を、 その文明の中に残した。人類が自らの欲求として文明の中に残した「優勝劣 敗」の世界…それが、スポーツである。 「好き嫌い」は自由だが、中田英寿の事を「悪く評価」する人は、まず、ス ポーツの事を知らない。どこかで聞き齧った「褒めて育てる」コーチの話や、 「楽しくプレイする」などというプレイヤーの話を振りかざして、チームメ イトに対してパスも態度も厳しい中田に反感を表す。こういう人達は恐らく、 日常生活でも、自分が他人の指導を必要とする立場である事を忘れ、自分の 半人前ぶりを棚に上げて、「厳しい指導法は古い」だの「相手の伝え方が悪 いから理解できない」だの、自分よりも優れた他人に対して、文句ばかり 言っている者だろう。 クリエイターや職人の世界でもそうだが、プロの標準レベルに達しない二流 の人間、半人前の人間をいくら褒めそやしても、プロにはならない。自分の レベルがいかにプロに程遠いかを、恐怖とプレッシャーと共に感じさせなけ れば、二流以下の世界に安住し続けるだけである。「厳しく言うのもいいが、 どこかに逃げ道を与えないと」と言う上司もいたが、そんな者達に逃げ道を 与えたら、その逃げ道から逃げて行ってしまうだけだ。逃げ道を全て断ち、 「這い上がるか、諦めるか」の二者択一を迫らない限り、半人前は一人前に なれない。中田は、日本のサッカージャーナリズムに対しても厳しく接した が、それは取りも直さず、中田が、チームメイトのみならず、日本のサッ カージャーナリズムに対しても、世界標準レベルのプロであることを求めた からに違い無い。私が、このページで、放送&ジャーナリズム関係者を糞味 噌にこき下ろしているのも、同じ理由である。中田は、サッカーのプロの視 点で、群がる日本人スポーツ紙記者を「虫けら」と呼び、私は、放送のプロ の視点で、無知な日本人アナウンサーや解説者等放送関係者を「ゴミ」と呼 ぶ。同じである。 こんなことを言うと、「お前は人の上に立てない器だ」と返す人もいるだろ う。しかし、スポーツ選手やクリエイターは、「人の上に立つ」必要が無い。 自分とチームが、良い結果を出せばいいだけだ。私にとって後輩スタッフは、 「部下」では無く、「若いチームメイト」である。二流の者は、私のチーム には要らない。私には、馬鹿と鋏を使いこなす義務など無い。お前等サラ リーマンや会社経営者や政治家の発想を、スポーツやクリエイティヴの世界 に持ち込まないでもらいたい。ティエリー・アンリーや中田英寿や私に怒鳴 られて萎縮し、その「実力」とやらが発揮出来ない者は、チームから去れ。 ティエリー・アンリーは、チャンピオンズ・リーグでチームメイト全員がプ ロとしての能力と魂と情熱を見せるのを目の当たりにし、「このチームで もっと上を目指せる」と実感したから、アーセナル残留を決心した。私は、 「チームメイト」にこれ以上何も望めない事を実感し、「この会社はもう駄 目だ」と思ったから、NHKを辞めた。中田英寿も、同じだろう。日本代表は、 中田に、見捨てられたのだ。日本代表のみならず、海外クラブチームでの選 手生活すらも辞めてしまうのは、おそらく「日本代表」が、中田にとっての、 真の、最後の、「チーム」だったからでは無いだろうか。 keywords: ティエリ・アンリ ヒデ 引退 |
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| Kay'n wrote on July 6. 2006, 17:59 GMT |
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ポルトガル v. フランスに於けるフランスの出来は、50%。リベリーがまた 右に張るのを忘れ、中に入ったら出て来ない。やっぱりこいつは馬鹿だ。お かげで右ウィングのスペースが随分無駄になっている。ジダンの調子もこの 日はいまいち、マケレレは簡単にボールを奪われるし、バルテズの反応には 鈍さを感じる。皆さん、お疲れですか? これまでの試合で、良いパスを何度も出していたサニョルも、C. ロナウド ごときに振り回されていたのでは、そのスピード不足を指摘せざるを得ない。 あんなの、シンボンダとピレスがいたら、簡単に潰せるのに。 主審ラリオンダの笛はポルトガル寄りかに思われたが、33分にはフランスに あっさりPKをくれる。フランス中盤でのパス交換から、マルーダが持ち上 がって、アンリーに横パス。これを素早く右にトラップした右足に、リカル ド・カルヴァーリョが足を引っ掛けて倒す。アンリーは今回も上手に倒れた が、R. カルヴァーリョは一瞬前に右足でボールを蹴り損ない、倒れた左足 をアンリーの走り出しの軸足に引っ掛けたので、このペナルティは正当であ る。R. カルヴァーリョにはカードが出てもおかしく無かった。アンリーだ けは、いつも通りのキレを見せている。 48分、中盤、フランスの左サイドに居たフィーゴがコスティーニャに出した バックパスが中央にずれ、これをかっさらったアンリーがボックス左まで持 ち込んで、コスティーニャとメイラを躱しつつ、左足インサイドでシュート。 もうちょっとでGK リカルドの左腋をすり抜けて決まる、非常に惜しいシュー トだった(写真)。これでも決まってたら、多少は気分良かったのに。 |
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| そんな50%のフランスを攻め切れなかったポルトガルは、ブラジル同様、所 詮その程度のチームである、という私の持論だけは、少なくとも実証された 試合だった。まぁ、ワールドカップというものは、決勝に近付けば近付くほ どその試合内容は詰まらなくなるものだから、面白さを期待するのは贅沢だ が、でももうちょっと気分の良い試合しましょうよ。PKを決めた後、特に笑 顔もセレブレーションも無いジダンに詰め寄って、一生懸命何か言ってたマ ケレレとテュラムは、何を言っていたのだろうか。「もっと喜べよ!テン ション上げていこうぜ?」と、鼓舞していたのではないだろうか? keywords: アンリ カルバーリョ クリスティアーノ クリスチアーノ |
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| Kay'n wrote on July 6. 2006, 07:58 GMT | ||
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Shots (on Target) : Japan 0 (0) - (0) 6 North Korea * * * Shots (on Target) : Germany 13 (2) - (10) 15 Italy 準決勝、ドイツとイタリアの違いは、ミヒャエル・バラックがいるかいない か、だ。今大会、ユルゲン・クリンスマン監督は、「4-4-2 フラット」に よる新しいチームを作り上げたが、バラックだけは古いチームの人だった。 これまで、ドイツの良いゴールはクローゼとポドルスキ、ゴール前中央での 2トップの素早いコンビネーションから生まれたが、バラックがボールを持 てば失速するし、前に短いスルーパスを出すべきシーンでも無駄に左右に散 らす。パスに創造力と閃きが無いし、ミドルショットの精度は相変わらずテ ポドン2号並み。バラックがひとり居るせいで、今大会ドイツの折角の持ち 味が消えてしまった。 119分の1失点目ひとつとっても、最終的にグロッソとマッチアップしたバ ラックが、不用意にブロックに行き、ファーサイドのシュートコースを空け たせいで、決められた。もしニアを空けてファーを切っていれば、あの左利 きイタリア人のシュートは、レーマンが難無く止めていただろう。センデロ スのゴール前のディフェンスをよく見て、勉強するべきだ。 そもそも延長開始直後、ジラルディーノの左足シュートがニアポストを叩い た危ないシーンも、バラックの緩慢なカヴァーリングがもたらしたもの(写 真)だし、120分の2失点目も、バラックがゴール前に放り込んだギャンブ リングなボールがクリアされて食らったカウンターである。 |
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| 準々決勝から輝き始めたジダンと異なり、バラックは、準決勝になっても輝 かなかった。クリンスマンの「新しいドイツ」は、最終的にこのひとりの古 いプレイヤーを切れなかった事で、決勝進出の夢を断たれた。この敗戦は、 119分に降って湧いたものでは無く、必然的な結果だったのである。 |
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| Kay'n wrote on July 5. 2006, 06:57 GMT | ||
| 準々決勝 イタリア v. ウクライナは、特に腹も立たないし感動もしない、と いう、見たまんまの試合だったが、ザンブロッタの左足ゴールは、見事でし た。 * * * イングランド v. ポルトガル。いわゆるタレントは揃っているのに、120分 +αに渡って、終始半笑いで観なければならない準々決勝は、観る側にとっ て、ある意味不幸である。 イングランドは、右ウィングに広大なスペースがあるのに、誰も走り込まな い。ギャリー・ネヴィルがオーヴァーラップすれば良いのだが、C. ロナウド を怖がって上がれない。ベッカムはそういう役目じゃないんだろうし。ポジ ション的にはジェラードが走り込むべきなんだが、そういうスタイルじゃな いしなぁ。ダブついたミッドフィールダーを2列目にずらっと並べた4-1- 4-1のの弊害が、こういうところにありありと現われているなぁ…と思って いたら、51分、ベッカム負傷で、思ったよりも早くアーロン・レノンが右サ イドに入った。これによって、何度かチャンスが生まれる。あと、業を煮や したハーグリーヴスが前線に駆け込んだりしてたのも笑った。 それでも選手達がなかなか本領を発揮出来ないでいる内に、エリソンド主審 が先に本領を発揮する。62分、ルーニーがボールの競り合いの勢い余って、 R. カルヴァーリョのバロンドールを踏んづけ(写真上)、一発退場。あの シーンは、C. ロナウドを突いたからとか何とかじゃ無いんですよ。エリソ ンドはその前のプレイを見ていて、笛を吹いた後、いったん周囲を落ち着か せてから、レッドカードを出したんです。大事な所を踏んづけられたR. カ ルヴァーリョは痛かっただろうが、活きない1トップ使いされた挙げ句、つ いイライラが募って退場処分とは、ルーニーも可哀想な奴だ。ファウルの瞬 間、C. ロナウドは、跳んで来て主審にカードを要求し、退場するルーニー を尻目に、ポルトガルベンチに向かってウィンクした。えーっと…ルーニー とC. ロナウドって、クラブのチームメイトじゃ無かったっけ? 渡りに舟とばかりにエリクソンは、クラウチ投入。しかしこれが、ジョー・ コールとの交代だったのには首を捻らされた。どう考えても、ここはラン パードとの交代でしょう。電柱入れたんだから、中央を一枚にして、両ウィ ングを使うべきでしょう。だがそれ以前に、こういうシーンでウォルコット 投入したら、エリクソンも漢だったのにな。 リードしている訳でも無いのに、延長後半終了1分前に、途中出場のレノン を退げてキャラガー入れるなんて姑息な真似した時点で、イングランドの負 け。キャラガーは、PKの蹴り方も姑息だったので、エリソンドに蹴り直しを 命じられた挙げ句、止められる。ギャ"ラ"ガァ"ァ"ァ"ーーー!!! いや、特にどちらも応援していなかったが、グダグダのPK戦でイングランド が負けたのは、やはり私はイングランド目線で観ていたのだろうか。 * * * さて、こうなってくると、ブラジル v. フランスは、どうしてもフランスに 勝ってもらわない事には、私のワールドカップが終わってしまう。この際、 アンリーが活きても活きなくてもいいから、出来過ぎの「ジダン栄光のス トーリー」でも何でもいいから、ジダン様、頑張って下さいよ? 「わかりました」とばかりに、ジダンはこの日も、少なくとも前半は、精力 的に動いた。身体のキレも良い。ボールコントロールも、かつての冴えが 戻っている。グループステージでのパフォーマンスとは、見違える程だ。 やっぱりジダンは、準々決勝ぐらいの大舞台にならないと、気合い入らない のかな。 スターティング・フォーメーションは、スペイン戦と全く同じ。だが、この 日はアンリーも時折下がったりして、MF達のオーヴァーラップを積極的に促 していた。 中盤5人とした場合、ディフェンスに関しては元々問題の無いフランスであ る。プレイが単発なブラジルが、この老練な守備に対して攻め倦ねるのは、 当然の事。試合は、フランスペースで進む。 52分、トーゴ戦の2点目の応用編のようなプレイが見られたので、また図解 でリプレイしておこう。テュラムがボールを保有したシーンで、ジダンがセ ンターサークル付近まで下がって来るが、これにロベルト・カルロスも着い て来る。ジダンから、ダイレクトに右のサニョルへ。サニョルが少し持ち上 がると同時に、ガラ空きとなった右ウィングに向かってアンリーが走り出す。 それを見たサニョルが、右のスペースへパス。同時にヴィエラが、アンリー の走路にクロスして入れ替わる形で前線中央に走り込む。アンリーがヒール で流したボールは少々短く、必死でパスコースに入ったブラジルCBフアンに カットされてしまうが、非常にフランスらしい連係だった(図)。トーゴ戦 の2点目同様、相手左サイドバックを引きずり出す動きが、一連の攻撃の起 点となっている事に注目されたい。 その5分後、ブラジル陣内左サイド25ヤードで、マルーダがカフーに体当た りされて得たフリーキックをジダンが蹴り、何故かファーサイドでどフリー になっていたアンリーが右足をダイレクトに合わせてゴール。アンリーらし くも何とも無いゴールだが、「僕、ヘディング下手だから、参加しませんよ。 こぼれ球拾いますよ。」とばかりに存在を消していたところは、アンリーら しいと言えばアンリーらしい。ともかく、皆さん待望の「ジダンのアシスト によるアンリーのゴール」が生まれた訳だ(写真下)。 フランスはこの1点を見事に守り切って、ベスト4に進んだ。アルゼンチン が勝ってれば、完璧だったのにな。世間では「世界最高の選手」であるらし いロナウジーニョを擁する「史上最強」であるらしいブラジルは、70%ぐ らいのフランスに対して、全く何も出来ずに敗退。「番狂わせ」と思う人も 多かろうが、驚く事など何も無い、当然の結果である。思い付きと直感重視 の勝手勝手なサッカーの実力なんて、所詮こんなもんなんですよ。 「ブラジルと対戦する際には、彼等を過大評価しないことだ。」 …ティエリー・アンリー keywords: アンリ エリゾンド |
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| Kay'n wrote on July 2. 2006, 09:23 GMT |
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準々決勝、ドイツ v. アルゼンチンに於いて、何よりも残念だったのが、ア ルゼンチンは最初から、ボタンをひとつ掛け違っていた、という事である。 以前も書いたように、今大会のアルゼンチン代表の強さは、ソリン、リケル メ、サビオラ、クレスポのコンビネーションを中心に形成されたものだ。 いったい何故、ホスト国を相手としたこの完全アウェイ状態のタフな一戦に、 サビオラでなくテベスが先発なのか? 「サビオラが故障」という情報は見当たらない。ルイス・ゴンサーレスも怪 我から復帰し、より高いコンビネーションが望めたはずなのに。何故、テベ ス?当たりの激しいドイツ相手に、フィジカル重視で選んだ?ドリブルの突 破力に賭けた?これまでアルゼンチンは、そんなものを頼りに戦ってきたの では無い。ここに来て何故、自分達のスタイルを崩す必要があったのか? 試合後、ペケルマン監督は辞意を表明したそうだ。ただ敗戦の責任を取った とも取れるが、アルゼンチンのサッカー界にはいろいろと複雑な事情も存在 する。「テベスを出せ」という何らかの圧力があったのかも知れない。 試合は、序盤からのドイツの激しい寄せと当たりに、一瞬荒れかけたアルゼ ンチンは持ち直し、よく凌いだ。カウンター狙いのドイツに対して、しっか りとしたポゼッションに徹し、前半のボール保有率は65%。しかし、テベス じゃ駄目なんだよ。そのフィジカル任せの強引な突破の試みは、体格に優る ドイツ選手に、悉く潰され、攻撃にリズムが生まれない。 後半からのドイツは、自らもポゼッションサッカーを心掛け、さらに内容は 膠着する。こうなると、セットプレイが重要な得点機会となる。49分、右 コーナーキックを蹴ったリケルメの、低く勢いのあるアウトスウィングの ボールを、アジャラが頭で叩き込んで、先制。左からインスウィングはニア サイドのソリン、右からのアウトスウィングは2列目の誰か、という明確な ターゲットをもって前半から繰り返してきたCKのスタイルが、結果をもたら した瞬間だった。 しかし、最初にかけ違えたボタンは、もう戻らない。アボンダンシエリの負 傷交代はたしかに誤算だが、事の本質はそこには無い。後から思えば、先制 したことも、ペケルマンの采配に、迷いを生じさせたはずだ。「1点を守り 切る。」そんな発想が頭をよぎるのは無理からぬ事とは言え、少なくともそ れは、これまで戦ってきたアルゼンチンのスタイルでは無い。にも拘わらず、 72分にはリケルメを退げてカンビアッソ。78分にはクレスポを退げてフリ オ・クルス。その結果、アルゼンチンは、これまでに見た事も無い、以下の ような形となった。これは、「世界最強のアルゼンチン」とは別のチームで ある。 L. Franco Coloccini Ayala Heinze Sorín Mascherano L. Gonzáles Cambiasso M. Rodríguez Tevez J. Cruz 80分の失点は、自陣右からのバラックの浮き球クロスに対して、それまで ボロフスキをマークしていたカンビアッソが何故かDFラインまでずるずる下 がってゾーンディフェンスを始め、ボロフスキをフリーにしてしまった事に、 主な原因がある。アジャラが慌ててチェックに行くが間に合わず、ボロウス キは頭でクローゼに渡して、決められる。脚力任せのドイツに対して、チー ムとしてのシステムで守り抜いて来、ドイツにほとんど何もさせなかったア ルゼンチンの集中力に、空白が生じた瞬間であった。 1-1のまま120分が終了した時、私がアルゼンチンの勝利を諦めたのは、言 うまでも無い。ただ、非常に残念だったのは、アルゼンチンが負けた事より も、「最強のアルゼンチン」とホスト国ドイツとの対戦が見られなかった事 だ。サビオラ、リケルメ、クレスポを擁するアルゼンチンの戦いを見届けら れなかった事だ。PK戦に於いては、最大の見せ場となったであろう「レーマ ン対リケルメ」の、あのCLの再戦すら、叶わなかった。 スウェーデン戦でヒーローになり損ねたレーマンが、この試合で、当然のよ うに仕事をこなしてヒーローとなったのは、喜ばしい事だ。しかしアルゼン チンにとっては、非常に残念であり、納得の行かない敗退だった。試合後の 乱闘騒ぎは、PK戦中にボロフスキがアルゼンチン側を挑発した事に端を発し、 試合終了後にクフレがメルテザッカーに蹴りを入れ、ドイツのスタッフであ るビアーホフが割って入ろうとしたところにエインセも参入して、広がった ようだ。これも残念な出来事だが、この敗退が、選手達にとっても納得の行 かないものであった事を、如実に表しているように見えた。 |
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| アルゼンチンは、私の嫌なジンクスに新たな1ページを加えて、大会から 去った。「フットボールの全てを兼ね備えた最強チーム」は、チームを育て 上げた賢将みずからの迷いによって、崩れ去ってしまった。 keywords: ゴンサレス ゴンザレス ルチョ ビアホフ ビエルホフ |
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| Kay'n wrote on July 1. 2006, 08:01 GMT | ||
| 日経新聞のトップページで「アーセナル」の文字を見るとは思わなかった。 「英サッカーのアーセナル、入場料担保に社債発行」 私、経営の事とか、よくわかりませんけど、「スタンダード&プアーズの格 付けがAAA」と聞くと、なんとなく嬉しい。新スタジアムの観客動員に関し ては、心配無いでしょ。 例の「ベフェレン裏金疑惑」も、FIFAの結論は「違反の疑惑無し」で、結局 Newsnight の悪意あるトバし報道だったことが証されたことだし、新シーズ ンも頑張って、「AAA」のフットボールを見せてくれ。 |
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| Kay'n wrote on June 30. 2006, 05:49 GMT |
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セスクとレジェスの為に、スペインの敗因を挙げておこう。簡単で初歩的 な、戦術的問題である。 Casillas Pablo Puyol S. Ramos Pernia X. Alonso Xavi Fàbregas Raúl F. Torres Villa 4-3-3 だが、前線のフェルナンド・トーレスとダビド・ビジャはウィンガー では無いし、ラウルもワントップタイプではないので、バルサ或いはチェル シーのような4-3-3になれない。中盤の3人に関しては、守備時にファブレ ガスがシャビ・アロンソと並ばなければならない事、シャビが中央で攻撃を 作ろうとする事から、これらAMF2人がサイドに開けない。従って、ラウル を頂点とした4-4-2ダイアモンド型にもなれない。結果として、ラウルの存 在が非常に中途半端。サイドの攻撃&守備を、両サイドバックだけに頼る事 になるので、弱い。実際、フランスの1点目は、スペインの左サイドが破ら れたものだった。中央突破一辺倒の攻撃では、フランスは破れない。相手は ヴィエラとマケレレなのだから。そんなのは、最初から解っている事だ。 馬鹿なアラゴネスは、後半になってからやっとそれに気付き、54分、ビジャ に替えホアキンを投入して右に張らせ、同時に「トップ下」キャラのはっき りしたルイス・ガルシアをラウルに替えて投入する。右サイドを起点とした 攻撃を再三試みるが、スピードが無いので、マルーダとアビダルに潰される。 良い形でチャンスをもたらしたのは、60分の一度だけ。 さらに72分、シャビを下げてマルコス・セナを投入するが、これだと右サイ ドが重なるばかりで、さらにバランスが悪い。セスクは左サイドなんて、 やったことありませんよ?結局攻撃は右ばっかりになり、左の広大なスペー スにパス一本通されて、例のプジョルのファウルから、2失点目。セナは上 がるばかりなので、守備も強化出来ず、ジダンに右サイドを突破されて3失 点目、という訳である。セナじゃなくてレジェスを左に投入していれば、結 果は異なったかも知れないのに。 結局のところ、サイドを起点とした組織的な攻撃パターンが熟成されていな いチームは弱い、ということだ。だから私は、スペインのそれまでの「快進 撃」に興味を引かれなかったし、特に評価もしなかった。スペインがフラン スに敗れたのは当然の結果だが、選手のせいでは無い。品性下劣な監督は、 頭も悪い、という、ただそれだけの事。 * * * アンリーは例の演技について、「演技ではない。その証拠に、プジョルは後 で僕に謝りに来た。プレミアリーグでの僕が簡単に倒れる選手でない事は 知っているだろう?」と、飽くまで白を切り通しているようだ。浮気現場を 女房に押さえられた夫が、「誰よその女!!」と言う女房に、「女なんてい ないよ?」「そこに裸で寝てるじゃないの!」「君は僕の言葉よりも自分の 目を信じるのかい?」というジョークを思い出したが、こういう場合、白を 切り通すって、大事だよな。ドログバは、「たまにやりますよ」とダイヴィ ングを下手に認めて集中砲火を浴び、結局発言を撤回したりしてたし。 普段のアンリーは、本当にダイヴしない選手だし。が、同時にアンリーは、 普段やらない事を、ここぞという場面でやってみる選手でもある。さらに、 アンリーにあれをやらせてしまうのが、「ワールドカップ」なのだ、とも言 える。 * * * 準々決勝に勝ち残ったもうひとつの「各国代表」、主審の「ベスト12」が発 表された。準々決勝4試合の笛を吹く4氏を、ご紹介しておこう。 ドイツ v. アルゼンチン:ルボス・ミチェル Lubos Michel … スロヴァキア代表。コッリーナ氏、フリスク氏以後、欧州では最もまと もな人。寺田農似(写真)。 イタリア v. ウクライナ:フランク・デ・ブレーケレ Frank de Bleeckere … ベルギー代表。「ドゥ・ブリケーレ」とかいう表記も見かけるが、この 人はオランダ系なので、「デ・ブレーケレ」が正しい。北朝鮮戦、クロア チア戦など、日本にとって重要な試合の笛を吹いた人。 イングランド v. ポルトガル:オラシオ・エリソンド Horacio Elizondo … このページではお馴染み、「最強のアルゼンチン代表」。 ブラジル v. フランス:ルイス・メディナ・カンタレーホ Luis Medina Cantalejo … スペイン代表。今大会、グループステージまで無難に務めてきたが、イ タリア対オーストラリア戦で、イタリアに疑惑のPKを与えた人。普段スペ インでクラシコとかの主審を務めているせいか、「ホーム寄りの笛」の傾 向がある。 残りの8名は、以下の通り(面倒臭いので原表記のみ)。 Toru Kamikawa (Japan) Coffi Codjia (Benin) Benito Archundia (Mexico) Jorge Larrionda (Uruguay) Mark Shield (Australia) Massimo Busacca (Switzerland) Markus Merk (Germany) Roberto Rosetti (Italy) |
![]() Ref. Lubos Michel | |
| アンリーに騙されたロセッティや、アルチュンディアやラリオンダやブサッ カは、今大会このページに既に登場しているので、読み返してみてね。問題 のある人ない人色々だが、「日本代表」上川徹さんが見事ベスト12に残った 事は、喜ばしい。1人に3枚のイエローカードを発行したグレアム・ポール (イングランド代表)、先日のポルトガル対オランダ戦で4名の退場者を出 したヴァレンティン・イヴァーノフ(ロシア代表)は、敢え無く敗退、とい うかクビとなった。CL 準決勝 ビジャレアル対アーセナル戦で、例のPKを演 出したイヴァーノフなどは別として、審判にとってもワールドカップとは、 普段やらない事をやらかしてしまう、タフな戦いである。 keywords: アンリ ミケル ブリッケーレ イワノフ イワーノフ グラハム |
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| Kay'n wrote on June 29. 2006, 09:54 GMT | ||
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ノックアウト・ステージ1回戦 ブラジル v. ガーナ。前半、ガーナ陣側の線 審には大きな問題があった。ロナウドの1点目はオンサイドだが、12分の アドリアーノの飛び出しはオフサイド。にも拘らず、線審の旗は上がらな かった。幸い、この攻撃はアドリアーノのダイヴィングで終わったが、前半 終了直後には案の定、同じくアドリアーノの明らかなオフサイドが再び見逃 され、ブラジルに不当な2点目が与えられてしまった。このレベルから上の 試合で、こういった誤審は本当に試合を壊すので、厳しく検証し、審判を罰 してもらいたい。 今大会、判定を検証する上で、現地テレビ局のヴィデオリプレイが不十分で ある、と書いたが、この試合でのオフサイド判定映像も、不十分である。プ レミアリーグの中継だったら、パスが出る瞬間を何度もジョグ送り&戻しで、 真実をこれでもかと明らかにし、それが正しい判定だったか過った判定だっ たかを、アナウンサーがはっきりとコメントする。何でもかんでも「微妙で すねー」で片付ける日本人実況アナ&解説者などは論外であり、そんなゴミ 共を、世界レベルのフットボールに付着させないでもらいたい。 ゼ・ロベルトの3点目は、ガーナ右サイドのバックスがラインコントロール に乗り遅れ、ゼ・ロベルトをオンサイドにしてしまったもの。これもリプレ イが不十分なので、非常に判りにくかったが。 ガーナは、ブラジルを相手に何も出来なかった訳では無かった。中盤は互角。 ただ前線の攻め方が悪かった。真ん中を攻めてサイドに散らす、という日本 みたいな攻撃では無く、サイドを攻めて2列目付近中央に入れ、前線中央の アサモア・ギャンへのスルーパスを狙えば良かったのだ。実際、60分以降 からやっとそのような形が見え始め、69分にはアッピアから、79分にはテ キエ=メンサーからギャンに良いスルーボールが出た。いずれもセイヴされ たものの、我慢強くこれを繰り返せば良かったのだ。ところが、ギャンは我 慢強く無かった。81分、3度目に、ムンタリから出たスルーボールは前過 ぎ、追い付けないと悟ったギャンはダイヴをかましてしまい、2度目の警告 で退場。残念な奴だ。 前線でのオフサイドラインの破り方。スルーパスのタイミング。自陣でのオ フサイドラインのコントロールの仕方。これらの成熟度の差が、勝負を分け た。 * * * 問題のフランスは、上げ潮ムードの若者集団スペインを相手に、こんなス ターティング・フォーメーションで臨んだ。 Barthez Thuram Gallas Sagnol Abidal Vieira Makélélé Ribéry Zidane Malouda Henry 結局またこの4-5-1である。ドメネクは、トーゴ戦から何も学んでいない。 この監督は、どこまで馬鹿なのだろうか。しかし、選手達は、何かを学んだ ようだ。まず、リベリーが、引き続き大人しく右サイドに収まっている。そ して何よりも、ジダンが積極的に前線に出、セカンドストライカー役を果し ているのだ。そう。「トップ下」は、そうでなければならない。 とはいえ、アンリーが活きない事に変わりは無い。スペースも無く、2列目 に降りて相手を翻弄する事も出来ず、ひたすら最終ラインぎりぎりでスルー パスを待って飛び出し、何度もオフサイドにひっかかっていた。このチーム の中でのアンリーは、まるでインザーギのような存在になっている。 試合の序盤は、お互いに様子見のジャブが続いたが、28分、スペインCKの流 れから、ペナルティ・ボックス内でテュラムがパブロ・イバーニェスの右踵 を踏んづける。そんなことしたら、そりゃスペイン人は上手に倒れますわな。 ビジャがPKを蹴る瞬間、私は「右だ!」と叫んだ。果してボールはバルテズ の右に飛び、バルテズも正しく右に跳んだが、コースが厳しくて届かず。 1-0。 崩されない試合展開だっただけに、無駄な失点だったが、前半終了真際の良 い時間帯で、ヴィエラがチャンスを作る。41分、センターサークル内で、 ヴィエラがシャビ・アロンソからボールを奪い、マケレレへ。右のリベリー へ。少し学んだリベリーは、2タッチで、中央のヴィエラへ戻す。このパス が出た瞬間、私は「ワンツーだ!」と叫んだ。果してリベリーは、ワンツー の動きで前に走ってスペイン左SBの裏を突き、ヴィエラはオフサイドポジ ションに取り残されたアンリーを無視して、ゴール前中央のスペースへ絶妙 のパス。「そうだ!決めろよ馬鹿!!」私に馬鹿と呼ばれたリベリーは、落 ち着いてカシージャスを躱し、左足インサイドでボールを無人のゴールに流 し込んだ。この瞬間、リベリーは私にとって、「愛すべき馬鹿」となった。 決めたのはリベリーだが、このゴールのシナリオもまた、ヴィエラが書いた ものだ。 そして84分。センターサークル付近で、ラウルのパスをリベリーがカット し、前線へ走るアンリーへスルーパスが出る。これが右にずれ過ぎ、アン リーの快足をもってしても相手に取られてしまう位置であったが、スペイン 人を真似たアンリーは、走路を妨げるプジョルに後ろから胸を当て、肘打ち を受けたかのように仰け反って倒れる。決して上手とは言えなかったこの演 技に騙されたイタリア人主審は、プジョルに警告を与える。この場の空気に 順応しようとするアンリーがもたらした、この右寄り30ヤードからのFKを ジダンが蹴ると、シャビ・アロンソにクリアされるが、ボールはゴール左に ヴィエラの頭上に跳び、ヴィエラは頭を叩き付けてゴール右隅に決める(写 真)。2失点に絡んだシャビ・アロンソは悔しそうにがっくりうなだれた。 黒い人達が大嫌いなアラゴネスも、さぞ悔しかった事だろう。 それにしても、だ。またしても、ヴィエラ!韓国戦の、不当に抹消された2 点目から数えると、実に、連続5得点を、実質的にヴィエラが生み出してい る。企画・脚本・監督・主演:パトリック・ヴィエラ。物凄い貢献なわけだ が、馬鹿なメディアは「ジダンのFKから勝ち越し!」と書き立てるんだろう なぁ。その能力の50%も活かされず、88分にはヴィルトールと交代させら れたアンリーはまた、「調子悪い」とか言われるんだろうなぁ。 結局のところ、ジダンがここまで「凄い凄い」と言われるのは、ゲームメイ キングとかテクニックとか何とかでは無く、大事な試合でゴールを決めてき たからだ。「ジダンが入れば中盤が生まれ変わる」等というのは見当外れで あって、ジダンが点を取って勝つ試合が多かったから、ジダンはフランスの 英雄であり続けてきたのだ。 そしてジダンは、この大会でも点を取る。試合終了真際、センターサークル 内でセスク・ファブレガスからボールを奪ったジダンは、左のマケレレへ。 ジダンはそのまま前へ走る。ボールはマケレレから、中央のヴィルトールへ。 ヴィルトール、ダイレクトでジダン前方の左ウィングのスペースへパス。ジ ダンはFWみたいにこれに追い付き、ドリブルで持ち込んでプジョルを躱し、 ゴール左に決める。1-3。これは文句の付けようの無い、ジダンのゴールで ある。 |
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| 少なくともここまでの試合では、今大会のフランスのMVPはどう見てもヴィ エラだが、まあ、美味しいところを持って行きますわな、ジダンは。もう引 退だから、まぁいいか。しかし、一瞬輝いたんなら、最後まで輝き続けてく れないと困りますよ?どうせ次のブラジル戦も、先発なんだろうから。ゲー ムメイキングはヴィエラに任せて、2トップの一翼を担うぐらいのつもりで、 前に出て下さいよ?それから、アンリーはたぶんルーニーみたいにヘソ曲げ たりしないと思うけど、少しはアンリーに気を遣ったコメントとか、出して 下さいよ? keywords: アンリ ビエラ シミュレーション |
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| Kay'n wrote on June 28. 2006, 06:58 GMT | ||
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どんなに相手が汚くても、どんなに試合が膠着していても、焦らず、混乱せ ず、常に自分達のサッカーをする。今大会のスイスとは、そんなチームだっ た。その姿勢は、予選から一貫していた。相手がトルコだろうが韓国だろう が、変わらなかった。持ち前の組織的なパス交換が、相手のファウルで寸断 されても、倒された選手は皆、相手をじろりと睨んでまた立ち上がり、自分 達のスタイルを維持し続けた。 ノックアウト・ステージ1回戦の相手 ウクライナから、スイスは点を取れ なかった。ハカン・ヤキンだけは少々撃ち急いでいたが、他の選手は、冷静 にパスを繋ぎ続けた。ジュールーは、ラインコントロールに乗り遅れる場面 があったが、シェフチェンコをほぼ押さえていた。それでもこの2人は試合 途中に交代し、スイスは安定感を増した。延長後半の最期まで、混乱を来す ことは無かった。 余裕すら感じさせるスイスのスタイルだったが、PKを1本も決められずに敗 退が決まった時、がっくりとピッチに膝を落とした彼等の姿が、彼等が全力 を出し切った事を物語っていた。 |
![]() Shevchenko v. Djourou | |
| 今大会のスイス代表が、もしクラブチームだったなら、シーズン通じて応援 出来るのに…そんな望みを抱かせてくれるチームだった。スイスはウクライ ナに負けなかった。スイスの勝運が、私の嫌なジンクスを上回らなかった。 ただ、それだけのこと。 |
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| Kay'n wrote on June 27. 2006, 06:39 GMT | ||
ルーニー 「必死で怪我治したのに、あの電柱野郎ワントップって、どういう ことなんだよ!!」 一同 「・・・・」 エリクソン 「デハ、くらうちノわんとっぷハ、ヤメマショウ。」 一同 「(ほっ…)」 エリクソン 「今日ノ試合ハ、るーにーノわんとっぷデ、イキマース。」 一同 「??????」 そして試合は始まる。 ルーニー 「俺のワントップつーから必死で走ってるけど、こんな浮いた球、 届かねーよ!!!」 ジェラード 「ルーニーまだ怒ってるな。早くあいつに点取らせないと…」 J. コール 「上手く左ウィングに切り込めたぞ。自分で撃てるけど、とりあ えずルーニーに、っと」 ルーニー 「来た!えいっ!…ちっくしょーーー!!!」 こうして時間は過ぎる。 ルーニー 「俺みたいなタイプは、相方いねーと駄目なんだよ!!!」 ランパード 「ほいよ。」 ルーニー 「お、浮き球スルーきた!決めてやるぜ」 エクアドルDF2名 「駆け込み乗車はおやめください」 3分後。 ベッカム 「今日は外しまくってるから、このFKは決めないとな。えいっ!」 エクアドルGK 「!!!」 ベッカム 「…あ、入っちゃった!わ〜い、わ〜い!」 A. コール 「ベッカム〜!」 ベッカム 「アシュリ〜!俺、やったぜ〜!」 A. コール 「じゃなくて、早くルーニーも喜びの輪に入れてやらないと。ひ がむから。」 ベッカム 「あ、そうだった。おーい、ルーニー!お前のおかげだよ〜!!」 ルーニー 「?? よくわかんねーけど、わ〜い、わ〜い!」 試合後。 A. コールのコメント「イングランドはルーニー・マジックを頼りにしている」 |
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| Kay'n wrote on June 26. 2006, 14:42 GMT |
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この際だから言っておくが、一昨日まで戦っていたのは「グループ・ステー ジ」。昨日から始まったのは「ノックアウト・ステージ」である。「1次 リーグ」「決勝トーナメント」などという日本人オリジナルの呼び方をする から、グループ・ステージの事を「予選」とか言う奴が湧いてくるのである。 だいたい、「1次」の次は普通、「2次」だ。公務員試験とかの1次試験の 次に「決勝試験」が来るか?日本代表を世界レベルにしたいなら、メディア の言葉遣いをまず世界標準に合わせろ。 * * * というわけで、「ノックアウト・ステージ」が始まりました。1回戦、ドイ ツ v. スウェーデンに於いて、ドイツはのっけからイケイケワーワーサッカー で来たが、スウェーデンは慌てる必要は無かった。しっかり引いて、落ち着 いて凌げば良かったのだ。あんなペースで90分戦えるチームは無い。嵐が 治まるのを待てばよかったのだ。前半12分までに2点取られたら、90分で 15点取られそうな心理にもなろうが、そんなゲームはあり得ないのだから。 実際、結果は、スイス対韓国、トーゴ対フランスと同じスコアだったのだか ら。 とはいえ、前半5分のドイツの1点目、ディフェンダー2人に鋏まれたなが らも、スルーボールを一瞬にしてコントロールし突き抜けたクローゼは、た いしたものだ。13分の2点目も、クローゼの横の動きにDF3人が引張られ た。両方ともきっちりフィニッシュしたポドルスキーも、もちろん偉い。あ あいった2トップのコンビネーションが、ドイツのサッカーで見られるとは、 驚きだ。とりあえず優勢なのでミドルを撃たせてもらっていたのに撃っても 撃っても決まらないバラックは、他のチームに行ったほうがいい。 53分のPKを外したラーションは残念だったろうし、全てのスウェーデン人 が頭を抱えただろうが、一番残念だったのは、実はレーマンだったのでは無 いだろうか?レーマンは「真ん中に来る」と読み、右にも左にも飛ばなかっ た。果してラーションは真ん中を狙っており、蹴る直前に一瞬よぎった「読 まれている!」という心理が、ボールをバーの上に大きく逸らしてしまった。 レーマンの功績だが、一般の目にはただ「ラーションがミスした」と映り、 「レーマンがセイヴした」とは見てもらえない。「枠に来てれば、止めたの に。」頭上を大きく越えて行くボールを見送りながらレーマンが一瞬浮かべ た苦笑いを、私は見逃さなかった。 * * * アルゼンチン v. メキシコに於いて、メキシコの中盤が厄介であることはわ かっていた。アルゼンチンは、ブルディッソ欠場の為、DFライン右にスカ ローニを起用せざるを得ず、メキシコはアルゼンチンの両サイドをこれでも かと狙って来るので、ソリンも下がらざるを得ない。だから、中盤の攻撃力 が薄くなる。メキシコは、アルゼンチンの事を、よく知っている。しかしア ルゼンチンにも、メキシコの事はわかっている。メキシコは、セルビア・モ ンテネグロとは違う。アルゼンチンは焦らず、しっかり凌いで、チャンスを 待っていた。それなのに、である。 この日のエインセは、おかしかった。前半6分の相手フリーキックで、 ファーサイドのラファエル・マルケスの動きにあっさり振り切られて失点。 前半終了真際には、アボンダンシエリの短いゴールキックを安易にヒールで コントロールしようとして逸らし、ボールを奪おうとしたフォンセカを削り 倒すという、大失態を晒す。フォンセカが100%ボールを所有出来ていたと は言い難いので警告で済んだものの、主審は、スペイン対ウクライナ戦でウ クライナのディフェンダーを一発退場に追いやった、マッシーモ・ブサッカ である。 共に大過には至らなかったのは、幸いだった。10分には、リケルメのボック ス外右寄り22ヤードのFKから、右CKを得る。低い弾道の勢いあるボールは、 クレスポの足と重なったボルヘッティの頭にどんぴしゃに合って、すかさず 同点。FIFAの公式記録では、これはクレスポのゴールということになってい るようだ。 それでも私なら、後半開始から、エインセに替えてミリートを投入するとこ ろだが、選手を信じるペケルマンは動かない。ヴェンゲルと似たタイプだ。 これはひとつのスタイルである。プレッシャーの高い試合で、「信じてもら えている」と感じた選手は、「俺ならもっと上手くやる」と意気込んでいる 選手よりも、良いプレイをすることがある。少なくとも、ここで交代枠をひ とつ費やさない事は、延長戦にもつれ込んだ場合に利いてくる。 後半に入っても試合は膠着状態。こんな時にはつい、個人技で何とかしてし まう選手に頼りたくなるものだが、ペケルマンはカードを切らない。監督は このメンバーを信じてるんだなぁ、良い事だなぁと思っていたのに、75分、 カンビアッソとクレスポに替えて、アイマールとテベスを投入。さらに84 分、サビオラを下げてメッシを入れた時、私は「この試合、負けるかも知れ ないな」と思った。 試合は延長に突入し、リケルメが中盤の底の守備をしたりしながら時間は過 ぎるが、延長前半8分、左サイドのソリンから、右サイドでフリーになって いたマクシ・ロドリゲスへ、長いサイドチェンジ。これをマクシは、見事に 胸でワントラップして左足ヴォレー、ゴール左隅に決める。スーパーゴール である。やはり決めたのは、先発メンバーだった。 とはいえ、交代組が全く駄目だったわけでは無い。延長後半9分には、メッ シとテベスが初めて良いコンビネーションを見せた。次の試合では、結果を 生み出すかも知れない。いずれにしてもアルゼンチンは、膠着した内容の試 合を、勝ち切った。 |
![]() 「ちぇっ…」 | |
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| この日、リケルメは、28歳の誕生日を、アシストと勝利で自ら飾った。メッ シは、19歳の誕生日を、少なくとも勝利で飾った。スウェーデンのミカエル ・ニルションは、28歳の誕生日を、敗退の失意と共にベンチで過ごした。 26歳の誕生日を迎えたシシーニョと28歳の誕生日を迎えたルイス・ガルシア は、火曜日の試合に備えていたことだろう。 一方、中村俊輔は、同じく28歳の誕生日を、帰国便の機内で過ごした。 |
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| Kay'n wrote on June 25. 2006, 06:06 GMT | ||
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ワールドカップは、各国から1人ずつ選出されている主審にとっても大舞台 だが、グループF クロアチア v. オーストラリアに於いて、我らが「イング ランド代表」グレアム・ポール氏が、やらかしちゃった。シムニッチに2枚 目のイエローカードを出した際、1枚目であると勘違いして、レッドカード を出さなかった。気付いたポール氏は、試合終了後にもう一度イエローカー ドを出し、レッドカードを出した。シムニッチは、1試合で計3枚のイエ ローカードを貰った、伝説の選手となった。 まぁこの試合は、8〜9枚のイエローカードと3枚のレッドカードが乱れ飛 ぶ、荒れた内容だったとはいえ、4人いるオフィシャルが、誰も気付かな かった、というのが不思議だ。ドイツのテレビ局の人が、「2枚目です よ!」と書いたカンペでも見せてあげればよかったのに。 今日になって報じられたポールの説明によると、背番号3のシムニッチに2 度目の警告を出した際、間違ってオーストラリアの背番号3、クレイグ・ ムーアの名前を書いてしまったらしい。シムニッチとシミッチを間違えるな らまだわかるが。シムニッチとムーアって…。「ム」しか同じじゃないのに。 ということは、もしムーアがその後、警告を受けたとしたら、一発退場だっ た訳か。ちなみに、クロアチア7番のシミッチと、オーストラリア7番のエ マートンは、ともに「正しく」2枚ずつのイエローカードを貰って、退場し ている。 FIFAは「もしオーストラリアが負けていたら、再試合しなければならないと ころだった」というコメントを出し、ポール氏は帰国の準備をしているとい う。 * * * さて、注目のグループG スイス v. 韓国は、我らが「アルゼンチン代表」 オラシオ・エリソンド氏の笛で始まった。 ボールを競る際にいちいち腕を振り回し、体当たりを繰り返す韓国の汚いプ レイの数々は、観ていて、もう吐き気がする程だ。実況アナ 町田右のコメ ントがいちいち韓国目線なのも非常に不愉快だ。こいつはいったい何を勘違 いしているのか。在日韓国人がどれくらいの受信料を納めているのか知らな いが、スイスがチャンスの時は「韓国ピンチ!」では無く、「スイスのチャ ンス」と言え。 エリソンド主審の判定は、まずまず公平なものだったが、線審のオフサイド 判定も相変わらず韓国寄り。しかし、こんな不快感を、まずセンデロスが吹 き飛ばしてくれる。23分、韓国陣内右寄り35ヤード、韓国10番のパクなん とかがバルネッタを引き倒す汚いプレイで、ハカン・ヤキンの左足フリー キック。インスウィングのボールはゴール前へ正確に飛び、これにファーサ イドのセンデロスの頭がジャストミート、ゴール右隅に決まる。センデロス の頭は同時に、韓国4番のチェなんとかの頭にもジャストミートし、双方が 流血する(写真上)が、センデロスは額から血を流しながら、ベンチにその 喜びを伝えに行った。センデロスは、今大会ゴールを決めた5人目のガナー。 無理かも知れないが、このゴールは今後20年、「血染めのゴール」として、 語り継がれて欲しい。 追加点は早々には生まれなかったものの、スイスの攻撃は、この日も効果的 で威力があった。よく噛み合ったパスワークで攻め上がって得た多くのコー ナーキックが、多くのチャンスを生み出した。スイスのCKは、右の時は左利 きのハカン・ヤキンがキッカー、右利きのバルネッタがショートパスを受け る位置に立つ。左CKの時は逆。飛んでくるボールがインスウィングかアウト スウィングかわからないので、守りにくい、という訳だ。さすが精密機械の 国スイス、仕事が細かいぜ。 40分台になって、ディフェンダー陣、主にミュラーの混乱から、スイスはピ ンチを招くも、何とか凌ぎ切り、1-0で前半を終了する。 * * * 丁度その頃ケルンでは、ハノーファーの試合が引き分けた時の為に2点差を 付けて勝っておかなければならないフランスが、トーゴを相手に、まだ1点 も取れずに前半を終了していた。 ジダンが出場停止のおかげで、左サイドハーフにマルーダ、右にリベリー、 アンリー+トレゼゲの2トップという布陣が可能となった。リベリーは相変 わらず走り回っているが空回り気味、簡単なシュートをフカし捲っている。 もっと早い段階からこのメンバーで固定して、磨きあげていれば、苦労しな かったのに。しかし、チームとしての攻撃そのものは悪く無い。しかも、ア デバヨールには悪いが、相手はトーゴだ。2-0は充分可能なはず。 * * * ハノーファーの後半は、韓国が押し込み始めた。スイスCB ミュラーの動き が何となく不安なので、早めにジュールーに替えた方が良いのにな、と思っ ていたら、51分、韓国19番チョなんとかの薄汚いプレイで引き倒されたセ ンデロスが、右腕を負傷。ジュールーが、ミュラーでは無く、センデロスと 交代する羽目になる。右腕を固定しながら、そのままメディカルルームへと 消えたセンデロスは、その後ベンチに戻っていたが、具合が心配だ。骨折な どしていなければ良いが。 * * * そうこうするうちに、ケルンでスコアが動く。55分、トーゴ陣内中央右寄り でボールを得たマルーダから、左寄り前方のリベリーへ。同時に、ヴィエラ が中央を物凄いスピードで駆け上がってくる。ヴィエラは、リベリーの左脇 をすり抜け、ペナルティボックス内に到達し、スルーパスを受けようとする が、リベリーは何故かドリブルしている。それじゃヴィエラのオーヴァー ラップの意味が無いだろう、リベリー。全く解って無いリベリーは、満を持 して、既に相手DFラインに並んでしまっているヴィエラにパス。それでも ヴィエラは、ワントラップの後、振り向きざまに右足を振り抜いて、ゴール 右上に決める。フランスの今大会2点目である。 |
![]() やってやったぜ! ![]() かっこいいよ!エリソンド | |
![]() 続く61分。中盤でのマケレレ、ヴィエラ、そしてこの時は 大人しく右に張っていたリベリー等のパス交換から、右後 方のサニョルにボールが渡る。同時に、ボールを貰いに下 がってくるトレゼゲ。この瞬間、トレゼゲと入れ替わる形 で、ヴィエラはまたもや猛スピードで前線へと駆け上がる。 この動きを見たサニョルは、ペナルティボックス内右寄り 目掛けて、ロングボールを飛ばす。ヴィエラはバックヘッ ドで、ボールを中央のアンリーに落とし、アンリーはこれ をワントラップして、右足でゴール左隅に叩き込む。欲し かった2点目が、旧アーセナルのホットラインによって、 フランスにもたらされた。 トーゴ左SBを引き連れて下がってきたトレゼゲ。その結果 出来たスペースに走り込むヴィエラ。その意図を理解し、 精度の高いボールを送ったサニョル。後方から来るボール に正対していたにもかかわらず、背後のアンリーの位置を 正確に把握していたヴィエラ。そして、相手CBを背負いな がらも、右足で絶妙にトラップして決めた、アンリーの技 術とシュートタイミング。全てが素晴らしかった(図)。 これが、フランス代表が潜在的に持っていた、本来の力で ある。 リベリーが右サイドに居た事にも、大きな意味がある。サ ニョルとパス交換出来た事では無い。「4-4-2 フラット」 であるからこそ、「トップ下」にスペースが出来、そのス ペースに、誰もが走り込める。この時はトレゼゲが利用し た。これによって今度は、ゴール前右にスペースが出来、 ヴィエラが利用した。「トップ下専門」がデンと居座って いたのでは、この得点は生まれない。 この日、ヴィエラは、自らのゴールとアシストで、30歳の 誕生日を飾った。一方のジダンは、34歳の誕生日を、ベン チで過ごした。 * * * | ||
| 誕生日の選手がいないハノーファーでは、まだ2点目は生まれない。64分、 カウンターからフライがシュートを放つが、惜しくも右ポストを叩く。「フ ランス、2点リード」の報を得て、韓国のプレイはますます汚くなるが、集 中力を乱さないスイスの選手達の好感度は、ますます上がる。GK ツバー ビューラーも、イングランドの大衆紙なら "SUPER-buhler!" という見出しを 掲げるだろうと思う程の好セイヴィングを続ける。そして77分。痛快極まり ない出来事が起こる。 韓国陣内中央30ヤード、数分前にハカン・ヤキンに替わって入ったマルガイ ラスと誰かが重なったところから、オフサイドラインぎりぎりの位置にいた フライにスルーパスが出る。飛び出したフライはGKを躱し、そのままボール を無人のゴールへと流し込む。線審の旗は上がっており、私もオフサイドだ と思った。ところが、エリソンド主審はオーヴァールールを行なってオフサ イドを否定し、ゴールを宣告した。エリソンド氏は、韓国選手の猛抗議にも 動じず、一応線審に再確認した上で、あらためてスイスのゴールを認めた。 エリソンドもやらかしちゃったか、まぁでも韓国はこれぐらいの誤審食らっ ても当然だよな、フランス戦では失点が揉み消されてるわけだし、と、一瞬 思った。が、VTR録画をあらためてジョグ送りしてみると、別の事実が見え た。 フライに対して縦に出たボールは、マルガイラスから直接出たものではなく、 マルガイラスが右にいる誰かに横パスを出したところ、カットに行った韓国 選手の右足に当たって跳ねたものだったのだ。これを韓国のバックパスと見 るなら、オフサイドはあり得ない。ディフレクションボールと見るなら、縦 に出た瞬間では無く、マルガイラスが横パスを出した瞬間の、フライの位置 が問題となる。この瞬間のフライは、完全にオンサイド。横から見ると選手 が重なっており、線審の目にはマルガイラスが直接フライにスルーパスを出 したように見えたか、或いはその振りをしたのだろう。が、縦の位置にいた 主審には、事実が見えていた。これは、完全無欠なゴールである。誤審どこ ろか、「世紀の名審判」だ。エリソンド偉い!偉すぎる!! * * * スイスもフランスも、そのまま相手を完封し、2-0での勝利を飾った。スイ スは勝ち点7、無失点でグループGを1位突破。フランスも勝ち点5で、 ノックアウト・ステージへ。完璧、である。ヴィエラもアンリーもセンデロ スも素晴らしかったが、この日のMVPは、何と言っても、オラシオ・エリソ ンド様だろう。審判に関しても、「アルゼンチン代表」は、世界最強である。 <追記> 先程報じられたところによると、センデロスの右腕は「脱臼及び 靱帯損傷」で戦線離脱だそうだ。 薄汚い韓国人のせいで、センデロスのワールドカップは、終わった。チョ・ ジェジンとかいう者は、傷害罪で刑事告発されるべきだ。何度でも言う。今 大会はさっさと消し去ることが出来て良かったが、今後一切の国際試合の舞 台で、あんな恥知らずで汚いものは、二度と見たく無いし、いつまでも許し ておくべきでは無い。「同じアジアの国だから応援しましょう」などという 偽善に満ちた風潮など、論外である。 keywords: エリゾンド ハノーヴァー アンリ ビエラ |
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| Kay'n wrote on June 24. 2006, 13:01 GMT | ||
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例えば、こんなシーンである。グループF 日本 v. ブラジルの、特に前半に 於いて、右図のような状況が何度か見られた。中盤の中田から、前の中村に パス。中村は後ろを向いてボールを受け、ブラジルのMF2人がすかさずダブ ルチームに来る。中村は諦めて、中田に戻す。 こういったバックパス自体は問題無い。もし中村が、強引に前を向いて相手 2人を突破しようとしたなら、簡単に潰されていただろう。問題は、その後 の中村の動きである。中村は、中田に戻した後、何もしようとせず、自陣方 向に走ったその慣性のまま、ただダラダラと歩いて、止まった。中田は仕方 なく、ロングボールをウィングに飛ばすか、バックスに戻す。 もし中村が、中田にバックパスした後、瞬時に反転して、マーカー2人の間 を抜け、ダブルチームによって生じた背後のスペース(楕円で表示)に向 かって走り出したら、どうなるか。再度スルーパスを受ける意図で動いた ら、どうなるか。置き去りにされたジュニーニョとG. シウヴァのどちらか 1人が追走してパスカットを狙うかもしれないし、センターバックがチェッ クに来るかもしれないし、サイドバックがカヴァーに来るかもしれない。い ずれにしても、誰かのマーキングが外れ、前線に新たなスペースが出来る可 能性が高まる。中田はそのまま中村に再度スルーパスを送ることも出来る し、相手CBが中村のチェックに来れば、味方FWへの対応が甘くなるし、相手 SBがカヴァーに来れば、その結果空いたウィングのスペースにボールを送る ことも出来る。「相手を崩す」とは、こういう事だ。 この動きの例は縦の関係だが、考え方は「ワンツー」と同じである。中村俊 輔のみならず、少なくとも今大会、日本の選手がダメなのは、こういう「ワ ンツー」の動きが著しく欠けていたからだ。世界を見てみろ!スペイン v. ウクライナの4点目もワンツー、アルゼンチン v. セルビア・モンテネグロ の2点目もワンツー、パラグアイ v. トリニダード・トバゴの2点目もワン ツー、ポルトガル v. メキシコのマニシェの先制点もワンツー、昨日のブラ ジルの4点目もワンツー、そして今大会、客席で大喜びしているマラドーナ が'86年のメキシコ大会準々決勝で挙げた「神の手のゴール」も、ホルヘ・ バルダーノとのワンツーでもたらされたものである。 ここであらためて、声を大にして言おう。「中距離以下の、ターゲットに 対するパスは、全てワンツーだと思え。」パスを出す者は、その直後、 常にワンツーの動きをせよ。パスを受ける者は、ワンツーを完成させるか、 その他のプレイをするか、常に2つ以上の選択肢を持て。パスは「的当て」 では無い。「的」を狙ってパスを出した後、立ち止まってただその結果を傍 観する者は、コレクティヴ・ボールゲーム(=集団的球技)の世界から去れ。 もちろん日本の選手も、ワンツーを決めることはある。柳沢に「急にボール が」行ったのも、加地と高原のワンツーが決まったからだ。では何故、常に 出来ないのか。それは、日本の選手達各々が、その場その場の「思い付き」 や「直感」でプレイしているからだ。11人全員の「思い付き」や「直感」 が、常に素晴らしく、常に他の選手と一致していれば、それでも構わない。 が、そんな事はあり得ない。連係の基本であるワンツーは、そのパターンを 決めて繰り返し練習し、複数の選手がその成果を共有して、意図的に行われ なければ成功しない。もし成功したとしたら、それは偶然であり、まぐれで ある。 * * * 日本は今後、何をしなければならないか。これまで書いてきた事、上記の事 等を含めて、以下にまとめておこう。 1. 「ブラジル」信仰をやめろ …「ジーコジャパン」に限った話では無い。日本のサッカー界の歴史は、 少なくとも釜本邦茂の現役時代からずと、「ブラジルかぶれ」の歴史だっ た。釜本はサッカー協会に居座り、ハンス・オフトやフィリップ・トルシエ のヨーロッパ流哲学を、その時限りのものとして無駄にしてきた。カズ、ラ モス、呂比須、三都主といった選手が、常に代表に居た。現在の選手達の多 くが、子供の頃『キャプテン翼』に憧れ、将来の選手を目指す現在の子供達 の多くは、メディアが訳もわからずにもてはやすロナウジーニョに憧れてい る。もちろん、ブラジル系日本人及びブラジル帰りの日本人達が、日本国内 のサッカーにもたらした功績は計り知れない。彼等には、感謝する。しかし 今後再び、世界に本気で挑もうとするなら、選手個々に「思い付き」と「直 感」でプレイすることを許すブラジル流サッカーと、今、きっぱり決別すべ きである。日本人は、ブラジル人では無い。スラム街の広場で、大人に混 じって裸足でボールを蹴っている子供が何万人もいる国の人々と、同じはず が無い。 或るコード進行を聴けば直感的に素晴らしい即興フレーズが泉のように溢れ てくるミュージシャンは、ジャズ理論を学ぶ必要は無い。が、そうでない人 が、それでもジャズを演奏したいなら、コードスケール理論をしっかりと学 び、パターンを頭で理解して覚え、繰り返し練習するしか無い。メンタルコ ンディションに左右され、1週間に2晩しかまともなプレイが出来ないジャ ズミュージシャンは、食って行けない。 直感を完全に排除するべきでは無いし、直感は必要なものだが、日本人選手 の「直感」などという物は、それのみを携えて世界に挑める程のしろもので は無い。 2. 「トップ下=司令塔」「10番」信仰をやめろ 現代のフットボールに於いて、「トップ下」の仕事は「司令塔」では無い。 「トップ下」は「アタッカー」で無ければならない。今大会の強豪チームで、 サイドもフォワードも守備的MFも課されない「トップ下」を固定しているの は、アルゼンチンとフランスだけ。何度も書いてきたように、アルゼンチン はリケルメの為に特殊なフォーメーションを敷いているし、フランスはジダ ンのせいでストライカーが活かせていない。現代のフットボールに於いて、 攻撃をビルドアップするのは守備的MF、及びサイドのプレイヤーである。 「ボクの仕事はパスを出すこと。サイドはやりづらい。守備はなるべくやり たくない」と言う選手は、時代遅れである。日本の漫画家は、10番を付けた 「トップ下」の選手がプロになったのちサイドにコンヴァートされて大成功 する漫画を描いて下さい。 3. 「やわらかいパス」信仰をやめろ ターゲットに対して出すパスは常に、強く勢いのあるボールで無ければなら ない。世界のレベルでは、緩く遅いパスは通用しない。「やわらかいパス」 などというものは、「下手な選手に優しいパス」でしか無い。そんなものを 有り難がっているうちは、世界では勝てない。ちなみに、スペースに出すべ きパスは「やわらかいパス」では無く、「バックスピンのかかったパス」で ある。 4. 「とりあえずの浮き球クロス」を禁止しろ 日本人は背が低い。だから浮き球を競っていては世界と勝負出来ない。こん なことは、小学生でもわかる理屈だ。クロスは、強く勢いのある、低いボー ルでなければならない。低いクロスをファーサイドに出せば、間を遮るDFに カットされる。だから、ニアサイドに出さなければならない。これも、小学 生でもわかる理屈だ。ということは、クロスを受けようとする者は、DFライ ンに並んでファーサイドで待つのでは無く、ニアに走り込むか、DFラインか ら絶妙に飛び出す動きをしなければならない。この動きをし、相手をニアに 引き付けた時に初めて、ファーの選手がフリーになる。日本の場合、浮き球 のクロスをファーに飛ばすのは、フリーの選手を明確なターゲットとした場 合のみで無ければならない。昨日の試合で、玉田が先制点を挙げることが出 来たのは、玉田が三都主のニアサイドに向かって走ったからである。 5. 「ロナウジーニョ的テクニック」信仰をやめろ 日本人は体格的強さに劣る。だから、2、3人に囲まれた時に抜き去れるテ クニックを磨いても無駄だ。そんなテクニックがあっても、身体をぶつけら れたら、いずれにせよ潰されるからである。日本人に必要なのは、細かい フェイントやトリッキーなボールリフティングのテクニックでは無く、至近 距離からの強く勢いのあるパスをぴたりと止めたり、ダイレクトで正確なパ スやシュートを繰り出せるテクニックである。2、3人に囲まれにくい状況 でパスを受け、2、3人に囲まれる前にボールを放す為のテクニックである。 どんなに「やわらかく無い」パスでも、浮いたパスでも、正確にコントロー ルする為のテクニックを磨け。技巧的で見せ物的なリフティング技術など、 必要無い。リフティングの練習は飽くまでも、これら「蹴る」「止める」と いう基本技術を磨く為のもので無ければならない。 さすがに最近は「ファンタジスタ」という言葉を耳にすることは少なくなっ たが、依然としてロナウジーニョやクリスティアーノ・ロナウドやメッシは 人気がある。褒めそやすのは勝手だが、真似ようとするな。真似るなら、ア ンリーやピレスや、かつてのベルカンプを真似ろ。 |
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| そして日本は、上記の事全てを徹底してコーチ出来る人物を、次期監督とし て招聘すべきである。 keywords: ジウベルト・シウバ アンリ |
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| Kay'n wrote on June 23. 2006, 14:45 GMT | ||
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グループD ポルトガル v. メキシコ。この中米の厄介な相手に対して、ポル トガルは前半6、珍しく綺麗なカウンターで先制。このチームは、デコも パウレタも C. ロナウドもいない方が、良いサッカーが出来るんじゃ無いか。 24分にはマルケスのハンドで貰ったPKで、2点目を先取する。ちょこまか と動いて撹乱しようとするGKに惑わされず、きっちり決めたシマォンは褒 められるべきだ。一方のメキシコは、テンポのよいパス回しと巧みなワン ツーで、中盤では非常に好感の持てる侵攻を見せるも、フィニッシュがまず く、取れそうな点が取れない。それでも29分には、密集の後ろを狙った左 CKにフォンセカが頭を合わせ、すかさず1点を返す。R. カルヴァーリョは、 プレミアでもああいう守備して下さい。 1点リードを守るポルトガルは徹底的なアウトボクシングに徹し、メキシコ は攻め捲るものの、相変わらずフィニッシュが悪い。57分、今度はミゲルの ハンドでメキシコがPKを貰うが、右上に大きく外してしまうところがメキシ コだ。ならばもう一度貰おうと、その4分後、ペナルティエリア内でぺレス がポスティーガのタックルを受ける前に自ら膝を崩して転がり、これを見逃 さなかったミチェル主審はぺレスに、2枚目のイエローカードを発行する。 ぺレスは馬鹿だな。せっかくフォンセカとのワンツーが見事に決まったのに。 アンゴラがイランに引き分けたので、メキシコは2位通過を決めた。選手に 自律心を促す監督が就任すれば、メキシコはもっと良いチームになるような 気がする。しかし今大会は残念ながら、ベスト16止まりである。 * * * 何故なら、ベスト16のメキシコの相手、隣の組を1位で勝ち抜くチームは、 アルゼンチンだからだ。ポルトガルは次戦、オランダと潰し合う。そうであ るはずだし、そうでなければならない。 グループC オランダ v. アルゼンチン。アルゼンチンの観衆の中に、リー ベルのユニフォームを着て応援している人が沢山いたのには笑った。代表選 手23人の中に、現リーベルの選手はひとりもいないのに。リーベルの公式 ウェブサイトのトップページはクレスポやソリンの写真になってるし。もし かしてリーベルファンというのは、過去に在籍した選手のことを、世界一応 援しているサポーターかもしれない。この際だから、23人中の元リーベルの 選手を、以下にリストアップしておこう。括弧内は在籍期間、★印は、リー ベルでプロデビューした選手である。 ★ エルナン・クレスポ ('93-'96) ロベルト・アジャラ ('94-'95) フリオ・クルス ('96-'97) フアン・パブロ・ソリン ('96-'99) ★ パブロ・アイマール ('96-'01) ★ ハビエル・サビオラ ('98-'01) エステバン・カンビアッソ ('01-'02 *R. マドリーからのローン) ルイス・ゴンサーレス ('02-'05) ★ ハビエル・マスチェラーノ ('03-'05) こうして並べて見ると、何となくカラーがわかるでしょ。ごりごりのドリブ ラーではなく、パス&ランが巧みで、ダイレクトプレイが得意で、運動量豊 富…アルゼンチンリーグの中にあって、リーベル・プレイトとは、そんな選 手が育つチームだ。 この日のアルゼンチンは、警告持ちの選手&ソリンをベンチに置き、Bチー ムで臨んだ。ソリンがイエローカードを1枚も貰っていないという事実は、 素晴らしい。のっけからブルディッソが右サイドをガンガン上がるので、4 バックなのかなと思ったら、そんなブルディッソは前半24分にあっさり退げ られ、コロッチーニが入った事で、監督の意図はやっぱり3.5バックであった 事がわかる。上がるべきなのは左、ソリンに替わって先発しているクフレだ、 という事だ。 Abbondanzieri Coloccini Ayala Milito Cufré Mascherano Cambiasso M. Rodríguez Riquelme Messi Tevez 前試合の得点実績のせいか、カンビアッソとマクシ・ロドリゲスは、明らか に前掛かりである。代わりに、この日はマスチェラーノが、自陣右サイドを カヴァーしていた。予選を通じて、ディフェンスラインをこのラインナップ で戦った事は一度も無いので心配だったが、そこは流石にペケルマン。その 守備戦術は、控え選手にもしっかり浸透しているようだ。 攻撃面に関して。20分台の後半、リケルメが再三見せていた、低く強い弾道 のフリーキック、コーナーキックの意味を、日本人は本当に学んで欲しい。 クフレは左サイドを上がるものの、やっぱりソリンとは違うので、リケルメ が左に流れるシーンも多かった。この為、メッシとテベスの両方が下がり過 ぎるケースも多々あった。メッシとテベスは、時間帯によって左右を入れ替 わるが、大体において左右に開き過ぎ、お互いの連係が悪い。これが、今大 会、私が彼等にさほど期待していない理由である。 |
![]() 「俺らがいないとだめだな。」 | |
| そんなわけで、0-0。ほとんど一方的にアルゼンチンが攻め立てた試合だっ たが、フィニッシュが強引過ぎて、点が入らない。今大会に於けるアルゼン チンの「強さ」は飽くまでも、ソリンとサビオラとクレスポという、元リー ベルの選手達によって成り立っているという事を、はっきりと証明した試合 だった。 keywords: プレート リーベルプレート マスケラーノ ゴンサレス ルチョ ゴンザレス マキシ |
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| Kay'n wrote on June 22. 2006, 06:32 GMT | ||
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後は順位を決めるだけのグループA エクアドル v. ドイツ。エクアドルが本 当に強いのかどうか知りたかったのだが、主力を温存してきたので、ドイツ の3-0。ブンデスリーガを観て無いのでわからないのだが、クローゼの足の 上手さはいつごろからのものなのだろうか?4年前からは想像付かない。 もっとも、ドイツ代表の攻撃スタイル自体が、浮き球多用からグラウンダー 主体に変わった事が大きい。これによって攻撃力が増し、面白くもなった。 日本ももし、4年前から浮き球クロスをやめ、力強いグラウンダーのパスが 行き交うサッカーを徹底していれば、もっと得点力が増していただろうし、 柳沢もびっくりしなかったはずだし、三都主のクロスにも誰かが詰めていた はずだ。不思議な事に、この事を指摘する「解説者」や「ジャーナリスト」 のコメントにはお目にかかったことが無かったが、「あの高さのクロスはも うやめたほうがいいね。身長で負けてるんだから、キーパーに渡してるよう なもんだよ」と言っていたセルジオ越後は、流石だ。 それにしても、ゴールを決めた選手のファーストネームが場内放送で、例え ば「ティエリ〜…」とかコールされた後、観衆は「アーンリ〜〜!」と、長 く延ばして唱和するのが普通だが、ドイツの観衆は「クロゥゼッ!!」「ポ ドルスキッ!!」と短く叫ぶところが、何ともソリッドというかストイック というかアインザッツというかゲゼルシャフトな感じがして、とてもドイ ツっぽい。 というわけでグループAは、ポイントが9、6、3、0と、3の倍数が綺麗 に並ぶ結果となった。 * * * こうなると、グループB スウェーデン v. イングランドは、益々スウェー デンに勝って欲しくなってくる。ドイツ対イングランドとか、観たいでしょ う?かといって、決勝で観たいとは思わないでしょう? イングランドの先制点はまたミドル。スウェーデンの同点弾は、51分、リン デロートの右CKから、アルベックが頭ですらしたボールが、ゴール右に。 「枠の中の達人」アシュリーの懸命のクリアも及ばず。その直後、シェルス トレームの左CKからの、先程と左右対称なプレイによって、またもやゴール を割られそうになるのを見たエリクソンはあわてて、リオ・ファーディナン ドに替えてソル・キャンベルを投入する。 まだ同点の状況で、69分、ルーニーに替えてジェラード投入。ほーら、言っ た通り、1トップになった。イングランドも、つまんなくなったよな。ベン チに向かうルーニーが怒るのもわかるよ。プレミアリーグにヴェンゲルが来 て、イングランド伝統の「4-4-2」の質が上がったが、モウリーニョとベニ テスが来て、台無しになったな。で、それらを見学したエリクソンが、代表 チームのフットボールの質も下げた。これらの監督達は全員外国人だが、イ ングランドフットボールの質にプラスの影響を及ぼしたのは、ヴェンゲルだ け。残りは、「ただ勝てばいい」という、恥知らずな、弱者の哲学を植え付 けた。 85分、ジェラードのヘッドで1-2。しかし90分、ゴール前に弾んだボールを ラーションが右足で押し込んで2-2。 そのまま試合は終わり、グループB1位2位は変わらず、ベスト16でのドイ ツ v. イングランドは実現しなかったが、「負けてたまるか」というスウェー デンの気持ちの強さを感じた一戦だった。エリクソンは、ベニテスやモウ リーニョで無く、母国の代表チームに学べばよかったのに。 |
![]() S. Campbell v. Ljungberg | |
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| パラグアイ v. トリニダード・トバゴは、2-0でパラグアイ。86分に元リー ベルのネルソン・クエバスが挙げた2点目は、2トップの相方 サンタ・ク ルスとの見事なワンツーが決まった、美しいものだった。78分に負傷退場し たカセレス、お疲れさま。愛すべき「ソカ・ウォリアーズ」は最下位で敗退 したが、歴史的な勝ち点1が、4年後の捲土重来をもたらす事を願う。オケ にパン(いわゆるスティール・ドラム)の音色の入ったあの国歌を、また聴 きたいから。 keywords: ベンゲル シェルストローム アルバック |
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| Kay'n wrote on June 21. 2006, 05:59 GMT | ||
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今日になって、柳沢の試合後のコメントが伝えられた。 「急にボールが来たので。足の内側でければよかったが、外側でけってし まった」 「急に」…どうやら本当に柳沢はあの時、何のイメージも無かったらしい。 * * * センデロスも、アデバヨールも、「どっちも頑張れ」(写真)と言いたいと ころだが、グループGの状況が、それを許さない。アデバヨールには悪いが、 トーゴ v. スイスは、是非スイスに2点差以上で勝ってもらわなければなら なくなった。頑張れスイス!頑張り過ぎるなトーゴ! 前半16分、中盤中央のカバーニャスから左を駆け上がるマニャンへ。そのま ま左ウィングまで持ち上がって、クロス。ゴール前中央に走り込んできたフ ライは、自分の頭上を通過していくボールを一旦は見送ったが、右を駆け上 がってきていたバルネッタが、右足の素晴らしいダイレクトタッチでフライ に戻す。フライは、この至近距離からの速いクロスに、俊敏に右足インサイ ドを合わせ、1-0。常にゴールへのイメージがあるから出来る反応だ。フラ イは決して、「急にボールが来た」などとは思わなかっただろう。フライで 無くとも、普通のサッカー選手なら、ウィングにボールが渡って、自分は ゴール前に居て、自分の目の前にはゴール以外何の障害物も無い状況で、自 分に速いクロスが入ったとしても、「急にボールが来た」とは思わない。 今日のアデバヨールは、韓国戦よりは前に向かい、運動量も多かった。左寄 りに位置する時間帯が多いので、センデロスとのマッチアップは少なかった が、後半には右に流れ、センデロスと1対1になるシーンも。他の選手には 強引に勝負を挑むアデバヨールだが、センデロスを抜けない事がわかってい るので、あっさり後ろにボールを回したのには笑った。 今大会は、1点を先制してその後追加点の奪えないチームが最後に泣きを見 るケースが多いので、80分過ぎても追加点を挙げられないスイスには、ハラ ハラさせられた。後半頭からハカン・ヤキンが入って、シュート数は増えた が、ゲームが雑になってきた。 しかし、点が入るシーンのスイスは、やはり美しい。88分の2点目は何が良 かったって、ラストのひとつ前のパスがよかった。中盤左のマニャンが斜め 前のシュトレラーに出したパスが少々短く、奪われそうなところをマニャン 自ら追い付いて、もう一度シュトレラーに送ると、シュトレラーは振り向か ずに右足ヒールでダイレクトに、左のルストリネッリにパス。これが素晴ら しかった。ルストリネッリは少し中央に持ち込んで、右ウィングに走り込ん できたバルネッタへ。バルネッタは右足ダイレクトでシュート。ボールは ファーポストを叩いて、右ゴールネットに収まる。よくやったバルネッタ! 名前は Tranquillo だが、大暴れである。 これでスイスは3戦目、韓国と引き分け以上で勝ち抜けだ。フランスはトー ゴに勝たなければならない。次も頑張れスイス!次も頑張り過ぎるなトーゴ! * * * グループH サウジアラビア v. ウクライナは、セットプレイ、ミドル、セッ トプレイ、カウンターで、ウクライナの4-0。主審がグレアム・ポール氏で、 線審に不当なオフサイドを取られ捲らなければ、ウクライナは強い。今日の サウジアラビアは、ディフェンスが酷すぎた。 * * * スペイン語の子音「 ll 」(=Lふたつ)は、単に子音「l」がダブってい るのでは無く、「 ll 」という、独立した子音である。発音は地方によって も多少異なるが、例えば "...lla" なら、「リャ」と「ジャ」の中間ぐらい。 だから、スペイン アンダルシア地方の街、或いはそのクラブの事を 「セビーリャ」と表記しても「セビージャ」と表記しても、どちらでも構わ ない。が、スペイン代表チームのゴールキーパーの名前を「カシーリャス」 と表記しつつ、ストライカーの名前は「ビジャ」と表記する、そのNHKのダ ブルスタンダード、というか「ノー・スタンダード」に対して、その無知と 怠慢と無関心を、私は断罪する。 「外国の固有名詞のカタカナ表記」には、何らかのスタンダードが必要だ。 「その固有名詞の母国での発音に準じる」「その固有名詞の主が、現在活動 している地域で通用している発音に準じる」或いは「その固有名詞の、日本 で従来馴染みのある表記に準じる」の、いずれかで無ければならない。「原 語の綴りをローマ字として見た時に何となく想起される表記」といったもの は、スタンダードとはなり得ない。だから、「ヴィエイラ」も「ヴィルトル ド」も間違いである。もしどうしてもと言うなら、「リュングバーグ」は構 わないが。 |
![]() Adebayor v. Senderos | |
| チュニジアは少なくとも、私がスペイン 4-0 ウクライナという結果を積極 的に評価しなかった理由を、証明してくれた。スペインにとって価値があっ たのは、ファブレガスからフェルナンド・トーレスへの2点目のみ。びっく りしたからでは無く、意図的にタイミングをずらして右足アウトサイドで決 めた F. トーレスの技ありゴールである。ラウルは、フランスにとってのジダ ンのようなものである。 |
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| Kay'n wrote on June 19. 2006, 20:58 GMT | ||
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書き忘れたが、欧州予選プレイオフ トルコ v. スイスで、デ・ブレーケレ主 審は、トルコとスイスの両方にPKを1本ずつ与えたのだった。今日はクロア チアに与えたが、「川口は左に飛んで止めたらレーマンなのにな。」と思っ ていたら、川口は左に飛んで止めたので、レーマンだった。 今日の日本に対する感想は、対オーストラリア戦とほとんど同じなので省略 するが、中盤以前の選手にワンツーの動きがほとんど無い日本のサッカーを 見ていて、そのスタイル、というか体たらくの呼称を思い付いたので、書い ておく。「駅伝サッカー」。中村がボール持ちました、ドリブルしました、 右の加地にパス出しました、はい中村1区完走。お疲れさま。加地はドリブ ルで右ウィングまで上がりました、クロス入れました、はい加地2区完走。 お疲れさま。復路では、小笠原ボール持ちました、三都主オーヴァーラップ します、小笠原パス出しました、はい小笠原6区完走。お疲れさま。三都主 は左ウィングでしばらくコネて、ヘルプに来た中村にパスしました、はい三 都主7区完走。お疲れさま。…プレイしているのは常に1人で、その1人が プレイしている間、他の選手は、「次に何が起こるのかな」とばかりに傍観 している。 柳沢は、酷かったなぁ。珍しく高原とのワンツーが決まった加地がゴール前 に出した横パスをシュートミスしたのも酷かったが、そのちょっと前の時間 帯、ボックス左隅でボールもらった際、右に横パス出せば高原が撃てたのに、 あっさり後ろに戻したのには、呆れた。そのイメージの無さ、視野の狭さは、 信じられない程だ。イメージが無いから、早い横パスが来た時に、左足イン サイドが出ず、びっくりして右足アウトに当ててフカしてしまう。視野が狭 いから、高原の位置がわからない。イメージが無いから、高原そこに居て欲 しいなぁとすら思わない。 日本の選手は、世界レベルの真剣勝負の場で、前を2人に遮られた際に個人 技で躱して抜き去れた事が、一度でもあるのか?無いよね?潰されてボール 奪われた事しか無いよね?コースの無いキツいところに、鮮やかにパスを通 した事が、一度でもあるのか?無いよね?相手に当たって奪われた事しか無 いよね?今までやれた試しも無いのに、何故、ワールドカップの試合で、そ れが出来ると思うのかな??もう何年も前から言ってる気がするが、お前等 はブラジル人のつもりか? * * * 当のブラジルだって、駄目な時はプレイが単発なんだよ。ブラジル v. オー ストラリアのブラジルは、「ジーコジャパン」みたいなサッカーしてたよ。 ただ、ブラジルの選手はブラジル人だから、個々のレベルが違うけど。ロナ ウドはゴール前の横パスミスしないし、アドリアーノはシュートミスしない し、ロビーニョはシュートを枠に飛ばすし、フレッヂはディフレクション ボールに詰めてるから、2-0でブラジルの勝利。 * * * 1984年の紅白で、「都」のことを「ミソラ」と言い間違えた生方恵一アナウ ンサーは辞表を提出したのだから、前半14分までずーっとヴィエラのことを 「ヴィエリ」と言い間違えていた平成3年入局のガキ吉松欣史アナウンサー は、今すぐ辞表を提出しろ。ヴィエラをヴィエリと言い間違えるなんてのは、 それだけでお前が海外サッカーについて何にも知らず、何の関心も無いって 事を証明している。どうせ言い間違えるなら、ヴィアリと言い間違えろ。 こんな、取るに足らないゴミのような実況アナの話はともかく、グループG フランス v. 韓国に於ける、フランスの先発フォーメーションは、以下の通り。 Barthez Thuram Gallas Sagnol Abidal Vieira Makélélé Zidane Malouda Wiltord Henry 2トップなのか1トップなのかわからない形だが、右サイドもカヴァー出来 るヴィルトールを先発させたのは、「遅いSB」と「2DMF」と「ジダン」を 共存させる上では、最もマシな選択だろう。これが功を奏して、前半9分、 マケレレから、ヴィルトール→アンリの、旧アーセナルホットラインで、 あっさり先制(写真上)。意地を張らずにピレスを代表選出していれば、 もっと点が取れたのに。 このままフランスは、韓国をボコボコにする予定だったのだが、やはり韓国 は今大会でも、審判を買収しているらしい。 前半開始早々、明らかにフランスのコーナーキックのシーンが、何故か韓国 のゴールキックの判定が出た時点で、嫌〜な予感がしたのだが、果してその 後のべニート・アルチュンディア氏の判定は全て、露骨に韓国寄りだった。 韓国4番のアンリーに対する肘撃ちに対して、このメキシコ人主審は、「肘 撃ちはよくないよ」との身振りをしながらも、警告すら与えなかった。肘撃 ちは一発レッドカードじゃないのか? 32分の、ジダンのCKからのヴィエラのヘディングシュートは、明らかにゴー ルラインを越えていた(写真下)が、何故かノーゴールの判定。 しかしフランスは、本来であれば、こんな不正に悩まされる必要は無かった。 圧倒的な強さで、韓国を叩き潰せたはずなのだ。それなのに、ドメネクが馬 鹿だったせいで、その機会を逸してしまう。60分、馬鹿監督は、ヴィルトー ルに替えてリベリーを投入することで、自由で豊かなコンビネーションが形 成されていた旧アーセナルコネクションを、むざむざ破壊してしまう。 |
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| 結果は1-1のドロー。フランスの失点シーンをどうこう言うつもりは無い。 全ては、圧倒的な攻撃力を自ら失速させた、監督の責任である。それは、フ ランスという一国に対する責任では無く、韓国などという薄汚い代表チーム に無駄な勝ち点を与えた事で生じた、世界のフットボール界の権威と誇りに 対する責任である。 keywords: アンリ ビエラ ヴィエイラ ビエイラ ビエリ |
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| Kay'n wrote on June 18. 2006, 21:48 GMT | ||
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グループE イタリア v. アメリカの笛を吹いたホルヘ・ラリオンダ主審は、 2002年大会の審判に一度選出されながらもウルグアイのフットボール協会 から6ヶ月の資格停止処分を受けた(理由は非公開)為選出取り消しとなっ た前歴を持ち、普段から退場の1人や2人当たり前のコパ・リベルタドーレ ス等でもカードを出し捲っている人なので、退場者が出ないといいなぁ、と 思っていたら、案の定、である。 この試合でイエローカードとレッドカードが出されたプレイは、どれも処分 に相応しいものであったとはいえ、今大会、「ちょっと容赦無さ過ぎな い?」と思っている人も多いだろう。 FIFAは大会前に「暴力的行為、遅延行為、審判を欺く行為、審判への抗議は、 いずれも厳しく処分するように」というお達しを発している。私自身も、予 てから、「警告も退場処分も、その判定が正しければ試合を壊す事は無い」 と主張してきたし、審判はプレイを判定する存在であって「試合をコント ロールする」存在では無いと考えているし、暴力的な選手に対して審判が カードを出さずに作り笑いを浮かべながら「穏やかに指導」するシーンなど 無くなればよいと思っているし、「穏やかな指導」を歓迎し支持するような コメントを垂れ流す一部の実況アナや解説者などいなくなればよいと思って いる。 とはいえ、「11人対11人」の試合がベストであることは言うまでも無い。退 場者が続出するのは残念な事である。「容赦無い判定」と「退場者のいない ゲーム」を両立させるために必要な事は、何だろうか?それは、以下の三者 の自覚である。 ・「審判の自覚」…FIFAからの御墨付きを頂いているからといって、普段か ら目立つのが好きな仕切り屋審判が、水を得た魚のようにカードを出すべき では無い。審判は、従来よりもより一層、己がゲームの「脇役」であること を自覚すべきである。 ・「選手の自覚」…とにかく、余計な事するのを止めなさい。それをやれば、 どうなるのか分かっているのだから。それでもやるなら、アルゼンチン人く らい上手くやりなさい。 ・「メディアの自覚」…その判定が正しければ試合を壊す事は無いが、その 判定が間違っていれば、試合を壊す。一旦出された判定は覆らないが、後の 試合を壊さない為に、中継メディアは、様々なアングルからの映像をリプレ イして、丁寧にその判定を検証すべきである。今大会の現地テレビ中継は、 ヴィデオリプレイが不十分だ。例えば昨日のウィファルシの退場シーンでは、 このチェコのCBの足が実際どの程度かかっていたのかを、リプレイ映像が克 明に映し出していたとは言えないし、デ・ロッシの退場シーンでも、もし流 血が無ければ、このイタリアのMFの肘が実際どの程度ヒットしていたのかが 判らないところだった。中継メディアは、「容赦無い判定」の証人である事 を自覚すべきである。 |
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| 今夜の日本 v. クロアチアで笛を吹くのは、ベルギーのデ・ブレーケレ氏。 日本が本大会出場を決めたあのアジア予選、対北朝鮮戦で主審を務め、田中 誠を踏み付けたキム・ヨンスを退場処分にした、あの人である。同じく主審 を務めた欧州予選プレイオフ トルコ v. スイスでは、両チームに計9枚の イエローカードを出しながらも退場者は出さず、選手間で乱闘が起こった。 さて、日本にとって非常に重要な今夜の試合で、デ・ブレーケレ氏は、どん な笛を吹くのだろうか。 keywords: デブレーケレ ドゥブリケーレ ドゥ・ブリケーレ ドゥブリッケーレ ドゥ・ブリッケーレ |
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| Kay'n wrote on June 18. 2006, 11:12 GMT | ||
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