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審判の限界? キム・ヨナが回転数不足を取られない理由 「それにしても、キム・ヨナが回転数不足を取られないのはおかしい!!」 と思っている人は多いだろう。「GOEや演技構成点のあからさまな差に我々 が疑問を呈するのは、さらにその後のことである。」と書いたが、興味が冷 めないうちに、「その後のこと」についても、今、書いておこう。 キムの回転数不足を指摘する写真や動画は、ネット上にあるので、各自探し て確認してほしい。 そもそも「回転数不足」とは、<fig.1>のような状態である。選手を真上 から見たとして、破線が踏切りのブレードの方向(つまり本来着氷するべき 角度)、実線が実際の着氷時のブレードの方向。当然、おわかりのことだろ う。 さて、これに、着氷時の選手の頭の向きを重ねてみよう。尖っているのが 鼻、だと思ってほしい<fig.2>。 浅田真央ちゃんだけでなく、多くの選手が回転数不足の場合、頭の向きは <fig.2>のように、本来着氷するべき角度を向いている。フィギュアス ケートでもダンスでも、身体を回そうとする向きに頭を先に回転させるこ とは、運動の基本である。 私が気付いたのは、キムの着氷時の頭、そして身体の向きが、他の選手と異 なっている点だ。キムの場合、<fig.3>のように、本来着氷しようとする 角度ではなく、実際に着氷したブレードの方向を向いていることが多いので ある。 * * * 私は実際に審判が見ている「スロー映像」がどのような角度から撮られたも のか、見たことが無いのでわからない。しかしテレビ/映像制作のプロとし て、一般的にカメラが映し出す映像というものが、見る者ににどのような情 報をもたらし、どのような情報をもたらしにくいか、ということを知ってい る。 フィギュアスケートのジャンプは、定位置で真上に跳ぶわけではない。空中 を高速で移動している。一方、撮影しているカメラは、定位置にいる。とい うことは、離氷時と着氷時では、被写体に対するカメラのアングルが、やむ を得ず異なる、というわけだ。 ここからは仮説である。仮に不正がないとして、キム・ヨナのジャンプにこ れだけの加点が与えられ、減点が与えられないということは、審判は、多く の場合、着氷時の選手の頭の向きとブレードの方向のずれを、「回転数不足」 の大きな材料として見ているのではないだろうか?現在の判定方法では、 着氷時のブレードの絶対的角度を、背景の映像などから瞬時に割り出して、 頭の向きに依拠せず正確に判定することが、審判員にとって現実的に不可能 なのではないだろうか? 上記の仮説が正しい場合、キム・ヨナの、いかにも「私はこの方向に降りる つもりできれいに降りました」的着氷スタイルのジャンプを「回転数不足」 と判定することは、極めて難しいということになる。 |
![]() <fig.1> ![]() <fig.2>真央ちゃん他の回転数不足 ![]() <fig.3>キム・ヨナの回転数不足 | |
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| 理想的には、競技場の天井を自由に動けるカメラがあり、センサーで選手の 位置を常に捕捉して追従し、常に絶対的角度を保ちながら選手のブレードの 方向を映し出すことが必要だ。しかし、現時点でそれは映像技術的に不可能 に近い。せめて、氷の下に縦横色の異なる升目を1フィート間隔程度で細か く描くことはできないのだろうか?あるいは、採点発表までにもっと時間を 費やし、少なくとも技術要素点に関しては「印象」に依存しない、より正確 な判定を下すことはできないのだろうか?正確な判定がもたらされるために 必要なら、キス&クライの選手も、それを見守る我々も、我慢強く待つはず だ。 上記の仮説が正しい場合、いずれにしても現状のままでは、「これがフィ ギュアスケートの審判の限界」と言わざるを得ない。 「トリプルアクセルの基礎点が低すぎるから負けた」と文句を言うのは、 サッカー界で「ミドルシュートが1本2点だったら勝っていたのに」と言っ ているのと同じ。バスケットボールで昔無かった3ポイントシュートが今は あるので、ルールは将来的に変わる可能性があり、将来あるべき姿を論じる ことは間違っていない。ただ、今の大会は、今のルールで戦わなければなら ない。「将来あるべき姿」は、今大会の結果に対する悲嘆ととも論じられる べきではない。 しかしながら、「審判の低すぎる限界」を甘んじて受け入れるかどうかは、 別の問題である。審判が「今のルール」を正しく執行するための努力は、 今、極限まで行われなければならない。 keywords:ヴァンクーヴァー冬季オリンピック バンクーバー 女子フィギュア フリー |
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| Kay'n wrote on February 27. 2010, 10:13 GMT | ||
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滑る前から勝負はついていた? 浅田真央チームの「不利な戦術」 「不利な戦術」とは、2つのトリプルアクセルに挑戦したことではない。 ヴァンクーヴァー冬季オリンピック、女子フィギュア フリーで、浅田真央 とキム・ヨナが跳んだ7つのジャンプ要素とその採点を、その難度レヴェル ごとに組み合わせて並べ替え、比較してみた。
(x:演技後半ジャンプ1割増点) GOEの差や、ミスによる減点を全く考慮に入れず、もともと計画されたジャ ンプ要素だけを比較しても、真央ちゃんのジャンプは、単独アクセルジャン プ以外は、キムより低いグレードのものばかりである。 ダウングレードされた3連続コンビネーションジャンプ 5.17x が仮にダウ ングレードされず 9.35x、かつ、1トウループ 0.44x となってしまった ジャンプが仮に予定通り3トウループ 4.40x だったとしたら、真央ちゃん 基礎点合計は64.00となり、キムの60.90を上回る。しかし、実はキムもひ とつミスをしている---演技後半に跳んで1割増しになるはずだった2アク セル+3トウループを跳ぶタイミングが早すぎて、増点無しの7.50となった。 これを8.25に修正すれば、計画された基礎点合計の差は、わずか2.35とな る。 演技構成点で真央ちゃんがキムを上回ることが難しいのは、滑る前からわ かっていることだ。浅田真央チームは技術要素基礎点の段階で、キムをもっ と大きく上回るプログラムを組む必要があった。「ノーミスをして(フィ ギュアスケート界の不思議な言葉)」、GOEを稼ぐのは、その後のことであ る。3連続コンビネーションジャンプを演技後半に行い、1割増しを稼ごう としたことも、ミスを誘発する危険な戦術だったと言える。 「真央対ヨナ」はよく「ジャンプ対表現力」の勝負と言われているが、ジャ ンプのみの勝負を考えても、真央ちゃんのプログラムは不利なのである。3 +3、2+3のコンビネーションジャンプを決めてくる相手に対して、コン ビネーションの1つ目で3アクセルを決めても、2つ目が2回転であれば、 3アクセルの価値は相殺される。「ルール上3アクセルの基礎点をもっと上 げるべき」と本田武史は言っていたが、3アクセルの基礎点8.2は、直下の 3ルッツ6.0より既に2.2高く設定されており、これ以上の「高評価」は難 しいだろう。 ジャンプ以外の技術要素を比較したのが、以下の表である。
要素のレヴェル、つまり基礎点はすべて同じ。GOEはトータルで真央ちゃん が0.70上回っている。真央ちゃんはジャンプ以外の技術で、キムを上回って いるのだ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 3アクセルの完成度/安定度を上げるのはもちろんのこと、それ以外に今後 真央ちゃんが頑張らなければならないポイントは、以下の2つである。 ・苦手な3ルッツを克服して取り入れること ・コンビネーションジャンプの2つ目以降に3回転ジャンプを跳べるようになること その上で、浅田真央チームは、基礎点算出の時点で演技構成点の差を埋めら れる計算が立つ「勝てるプログラム」を組むことが必要だ。今回のプログラ ムは、キムがミスをすることに賭けた、「勝てないプログラム」だったので ある。 真央ちゃんが「ノーミス」を目指すのは、その後のことであり、キム・ヨナ とのGOEや演技構成点のあからさまな差に我々が疑問を呈するのは、さらに その後のことである。 |
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| Kay'n wrote on February 26. 2010, 15:43 GMT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 先日、加藤和彦さんのことを書いた折りに触れた「南こうせつ サマーピク ニック フォーエバー in つま恋」が、「完全版」として、大晦日深夜から 元旦の早朝にかけて、7時間放送されます。 2009年12月31日(木) 23:45〜30:45(420分)BShi 単なる生放送の再放送ではなく、大河ドラマで中断されていた時間帯のパ フォーマンス(もちろん加藤さんのライヴも含む)も完全収録した、まさし く「完全版」です。 当然のことながら、録画番組を放送するために欠かせない技術試写をするだ けで1日の労働時間が終わってしまうという、とんでもないことになってい ます。 昔WOWOWなどでよくあった、テープ掛け替えの為のインターミッションなど は一切ないので、HDレコーダーを所有、もしくはその他の録画機器2台以上 所有の方以外は、全てを録画して観るのは無理だと思います。紅白の後から 元旦の朝6時45分まで、寝ないでお楽しみ下さい。私は寝ます。 |
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| Kay'n wrote on December 26. 2009, 15:37 GMT |
| 最近ぜんぜん更新できないので、腰を据えなくても書ける Twitter ↑でしゃ べっています。生存確認などにどうぞ。 でもTitter上で本名バラしたりこのサイトのリンク貼ったりはやめてね! (追記:ブラウザが古いと表示されないようです。) |
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| Kay'n wrote on November 1. 2009, 10:33 GMT |
| 加藤和彦さんが何故首を吊らなければならなかったのか、わからない。先月 20日に静岡県掛川市で行われた「南こうせつ サマーピクニックフォーエ バー in つま恋」では、加藤和彦さんは元気に、にこやかに歌っていた。 「サマーピクニック」NHK BS hi 生放送のディレクターとして、私が南こう せつさんと打ち合わせした際、今年還暦を迎えたこうせつさんは言っていた。 「ぼくらと同世代の人たちの自殺が増えているらしい。それは、人が、人ら しさを失っているからかもしれない。顔と顔を突き合わせて、目と目を合わ せて、直に触れあって通じ合うのが、人だ。『サマーピクニック』は、人が、 そんな『人らしさ』を取り戻す場所なんだ。」「『サマーピクニック』は、 ぼくが作るんじゃない。そこに集まるお客さん達が作ってきたんだ」と。十 数年ぶりに再会したこうせつさんの顔には、それなりの年輪が刻まれていた が、彼の生き生きとしたメッセージは昔と変わらなかった。 そんな「サマーピクニック」のメッセージは、加藤和彦さんには伝わらな かったのだろうか?ほんの4週間前、同世代の人々をも多数含む2万人のお 客さんを前にし、十数組のアーティストと共に並んで「あの素晴らしい愛を もう一度」を歌った人が、何故自殺を選択しなければならなかったのだろう か?ステージから見えるお客さん達の顔は、余りにも小さ過ぎて、見えな かったのだろうか?それぞれの人生を生きてきた、互いに見ず知らずの人々 が集まって、ひとつの唄を共に歌う、そのエネルギーをもってしても、自ら 死に向かおうとする人を踏み止まらせることすらできないのだろうか? せめてあと1日、待てなかったのだろうか?今日の夕方ごろまで、死の選択 を、待ってもらえなかったのだろうか? 自ら死を選ぼうとする人の心の闇は、計り知れないほど暗いのかも知れない。 40年以上にも渡って常に新しいものを創造し続け、常に新しいものを創造し 続けることを自らに課したアーティストの背負った十字架の重さに較べれば、 テレビなんて…テレビのちからなんて、綿埃のようなものかも知れない。で も、以下のような望みを抱くのは、間違いだろうか? 先月20日の「サマーピクニック」生放送の際、加藤和彦さんのパフォーマン スは、大河ドラマ放送に伴う生放送中断時間帯に行われた。生放送に乗らな かった加藤和彦さんのライヴは、今日の13時からの録画総集編の放送で、初 めてオンエアされる。死のうとするアーティストが、自分の出演番組のオン エアチェックなど、しないのかも知れない。しかし、軽井沢のどこかでたま たま目にして…ステージからはよく見えないかも知れないお客さんの嬉しそ うな顔を間近で捉えた映像を見て…自分の立ち位置からはよく見えない他の 出演者たちが、「あ・の・す・ば」というカウントで、自分の曲を共に演奏 し、共に歌う顔を見て…そういえばあの日は天気良かったな、って思って… 「もうすこし、生きてみようかな。」って、思ってもらえたかも知れない。 そう妄想するのは、間違いですか?何故私は、あなたのLiveを撮った最後の ディレクターにならなければいけなかったのでしょう?何故、せめてあと1 日、今日の夕方ごろまで、待ってもらえなかったのでしょう?あなたと、あ なたの仲間達の映像を、何故、せめて見届けてくれなかったのでしょう? 私は、加藤和彦の死に寄せて、彼のレコードをかけたりしないし、今日のオ ンエアも見ない。喪に服するには 、加藤和彦の創ってきた音楽は、余りに も音楽的インスピレーションのきらめきに満ち過ぎているし、あのつま恋の 空は、余りにも明る過ぎる。 |
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| Kay'n wrote on October 17. 2009, 18:19 GMT |
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26日水曜日に行われた UEFA チャンピオンズ・リーグ プレイオフ 2nd. leg アーセナル v. セルティックのスターティングメンバーを見た時、「あれ、 右エブーエ左ディアビーの4-4-2かな?」と思ったが、試合を見るとやはり 4-5-1っぽい4-3-3だった。 Almunia Gallas Vermaelen Sagna Clichy Song Diaby Denilson Eboue Bendtner Eduardo 試合開始直後はやはりエドゥアルドがセンターフォワードの位置におり、縦 横無尽に走り回って相手陣内を脅かしていた。前半15'ごろ以降ベントナー と位置を入れ替わったが、その後もいろんな意味で、エドゥアルドはセン ターフォワードらしいプレイを行った。 さて、「いろんな意味で」と書いたが、これは27'のエドゥアルドのプレイ に対する皮肉では無い。はっきりした事実は、以下の2点のみである。 1. 相手GKはエドゥアルドに触れなかった 2. エドゥアルドは倒れた この事実から明らかなのは、以下の1点のみである。 ・ペナルティの判定は誤審である エドゥアルドが主審の目を欺こうとして意図的なダイヴィングを行ったかど うかは、エドゥアルド本人に訊いてみなければわからない。エブーエとのワ ンツーを受けたファーストトラップで見事に相手DFを抜き去ったボールが、 もし明らかに長過ぎてバイラインを割ろうとしていたなら、あるいは、倒れ た後にクリスティアーノ・ロナウドの如き物乞いをするような哀れな目付き で主審を見つめたとしたなら、ダイヴィングと看做されても致し方なかった だろう。しかし、エドゥアルドの右足はボールに追い付き、実際にボールを コントロールしていた。その前にGKの右腕が投げ出された。もしその瞬間に、 「それまでどんなにシャツや腕を引っ張り捲っていた相手であろうと も、そのGKだけは腕を自分の右足に絡めないであろうことを信じなけ ればならず、バランスを崩して怪我明けの左足に予期せず全体重が掛 かって再度傷めることを恐れてはならず、あるいは右足に予期せぬ力 が加わって治ったばかりのハムストリングを再度傷めることを恐れて はならず、それらを避けようとして両足首を伸ばしながら倒れ込んで はならない。そうでなければダイヴである」 と言い張る者がいるなら、いっかい左足首を踏み折られてみるといい。 9月1日にUEFAのディシプリナリーがこの件についてのミーティングを行う そうだが、もしエドゥアルドに2試合の出場停止を課すのであれば、C.ロナ ウドやドログバにも過去に遡って20試合以上の出場停止を課すべきだ。 * * * むしろ私が憤りを感じたアーセナルの選手はエドゥアルドではなく、エブー エである。プレイに文句は無い。問題は、53'に左のディアビーからの横パ スを受けてゴールを決めた後、"THANKS BE TO GOD" (「神に感謝あれ」) と書かれたアンダーシャツを見せてイエローカードを貰った事である(写真)。 エマヌエル、お前はすぐそうやって調子に乗るところがダメなんだよ。もし その後お前のプレイが危険なタックルと看做されて2度目の警告受けたらど うするつもりだ?この主審は一度ペナルティの誤審してるんだよ?その時に なって泣き面で抗議しても遅いんだよ?「思わず脱いでしまって警告」なら、 まだ「嬉しくてつい…」との言い訳もきくが、メッセージの書かれたアン ダーシャツってのは、あらかじめ着込んでおかないと見せられないんだよ。 馬鹿か?「試合終了後に見せるつもりだった」とでも言うつもりか?だいた い、こないだまでいたもうひとりのエマヌエルもそうだったが、行動に思慮 が無さ過ぎるんだよ。「昨シーズンのことは忘れ」て頑張るのは良いことだ が、お前のそういう所に批判が集まっていた事は忘れるな。感謝したいなら、 あの後も20分間はお前を退げなかった監督に感謝しろ。 * * * 監督は72分まで我慢した後、上記2人の主人公を退げ、それぞれのポジショ ンにアルシャーヴィンとウィルシャーを投入。その2分後、アルシャーヴィ ンは、先にディアビーと替わって入っていたラムジーとのパス交換の後、相 手DFの間に上手く身体を入れてターンし、右脚を伸ばしてゴール左隅に決め た。アルシャーヴィンらしい、足にボールがよく付いたプレイが戻ったよう である。 |
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| 残るはベントナーである。サポート役はよく務めていたものの、まだシュー トが枠を捉えない。今夜のマンU戦で出番があるなら、是非決めて欲しい。 勝っている試合でのイージーな追加点だけでなく、タフな状況で試合を決め るゴールを挙げてこそ、信頼感は得られるものなのだから。 keywords:シミュレーション エブエ |
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| Kay'n wrote on August 29. 2009, 13:37 GMT | ||
| いつの間にか終わってしまいそうな夏とクロスフェードするかのように、プ レミアリーグ 2009-2010シーズンがいつの間にか開幕した。あと1週間ほ どを残しているとはいえ、アーセナルは移籍市場を賑わすことも無く、ス クァッドはさらにシェイプアップされた。昨季の情けない結果 --- リーグ4 位の座を最終戦まで争わざるを得なかった2005-2006シーズンには確かに あった感動も熱狂も、何も無いその結果を鑑みれば、普通のクラブなら補強 を重ねてファンを黙らせようとするところだろう。 しかしながら、2年前、夏の移籍市場オープン期間最終日にラッサーナ・ ディアラを駆け込み獲得した結果、デニウソンの伸び悩みを招き、フラミニ を一旦は見限る形となった。ディアラの獲得がそもそものボタンの掛け違い であったことを、ヴェンゲル監督は学んだ。ディフェンシヴMFを無理に補強 する代わりに、ヴェンゲルは今季、 4-3-3 で戦うことにした(グレー文字は 兼任ポジション)。
ヴェンゲルの 4-3-3 は1DMFを固定する形ではなく、中盤の3人が自由に ポジションを入れ替わりつつサイドのカヴァーリングも行い、両ウィンガー も守備参加する。これまで主にCL戦で採用してきた 4-5-1 の進化型である とも言える。両ウィンガーのキャラクターがストライカーならば --- 例えば ベントナーとエドゥアルドならば4-3-3と言えるだろうし、そうでなければ --- 例えばアルシャーヴィンとナスリならば4-5-1と言える。 見るからに薄いのは右サイドバックである。ここをトラオレが務めるとする と、それは“危機”と言えるだろう。エブーエは機嫌を直して、このチーム でポジションを争うべきだし、もし出ていくならば、即リプレイス補強しな ければならないのはこのポジションである。 センターバックも厚くはないが、新加入のフェルメーレンは非常に反応が早 く、瞬発力が高い。無敗優勝最後のメンバーだったトゥーレが出ていったの は寂しいが、この反応と瞬発力は、まさに昨シーズンのトゥーレが失いつつ あるものだった。センデロスの動向も怪しいが、まぁいなくなってもなんと かなるだろう。 センターフォワード固定メンバーはファン・ペルシーひとりになったが、 このフォーメイションにおいて、自信満々だが枠を外しまくり毎試合出場出 来ないと文句を言うストライカーの存在は邪魔である。必要があるとすれば、 センターフォワードをしっかり勤められる者がウィンガー陣の中から、もう ひとり育つことだ。私が期待するのは、カルロス・ベラである。 * * * さて、このフォーメイションでの戦い振りを、ざっと見てみよう。 トップ下が固定された4-5-1ではないので、中盤の3人が自由にオーヴァー ラップを仕掛ける。プレミア2試合でアーセナルが挙げた10得点のうち、 セットプレイでのセンターバックの得点と、アルシャーヴィンのシュートの リフレクションボールをエドゥアルドが押し込んだ1点を除けば、デニウソ ン1、セスク2、ディアビー2、ラムジー1、計6得点。中盤の3人が、こ のフォーメイションで要求されている仕事をよく理解していることを表して いる。 とはいえ、アーセナルが開幕2試合ともに大量得点を挙げることが出来たの は、単にフォーメイションの賜物というわけではない。 1. 相手より一瞬早くボールに触れる 2. 相手のタックルより一瞬早くボールを放す 3. シュートを枠に飛ばす という、昨季出来ていなかった基本事項3点が、エヴァートンとポーツマス 相手には出来ていたからである。さて、同じことが、強い相手に出来るかど うか。サイドを攻め込まれた際に、ひとりのMFとひとりのウィンガーがカ ヴァーに回り、残りの2人のMFと2人のアタッカーが素早く攻撃に移ること が出来るかどうか。3人のMFが自陣中央に押し込められた際に、3人のア タッカーだけで攻撃を組み立て、フィニッシュに持ち込むことが出来るかど うか。 エドゥアルドは独特の嗅覚で1ゴールを挙げているし、ファン・ペルシーに も惜しいシュートが多々あった。FKも良いところに飛んでいる。ベントナー はどうなのか。いまひとつ足にボールが付いていないアルシャーヴィンはど うなのか。前線の3人によるゴールが恐れられてこそ、中盤の3人のオー ヴァーラップが効力を発揮し、得点も生まれる。第3節、妙に早く訪れるマ ンU戦で、今季のアーセナルの真の実力が見えることだろう。 keywords:フォーメーション ベンゲル |
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| Kay'n wrote on August 25. 2009, 13:50 GMT | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 突然ですが、私は最近、古巣のNHKと9年振りにまた仕事をするハメに…。 *** 吉田拓郎特番オンエアのおしらせ *** BSエンターテインメント「大いなる明日へ 〜復活!吉田拓郎〜」 3/22(日)19:30 〜 20:59 NHK BS2 今日、やっとMA(整音作業)が終わりました。 体調不良によるツアー中止から約1年半を経て「復活」した、吉田拓郎さん のNHK 101スタジオライヴです。今回は「テレビのスタジオライヴなどはた ぶんこれが最後…」と言うご本人のさまざまなこだわりやご要望を全部飲み 込んで、さらにそれらをディレクターとして逆手にとりつつ利用し、ちょっ とテレビで観たことのない趣向を織り交ぜた、一風変わった番組に仕上がっ ております。 私は演出/編集を手掛けております。とはいえ、選曲/基本的な構成アイ ディアは吉田拓郎さんご本人によるもの、と言ってもよいでしょう。その意 味でも、吉田拓郎サポーターのみなさんには見逃せない内容だと思います。 ナカハラサポーターのみなさん(?)に見てほしいのは、それらご本人のア イディア群を、有機的に一貫した番組として成立させる最終的な構成/編集 のワザ、です。 おたのしみに。 |
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| Kay'n wrote on March 20. 2009, 19:28 GMT |
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準々決勝 スペイン対イタリアはあまりにも詰まらなかったので、途中で寝 てしまった。寝てしまったので、どこがどう詰まらなかったのか、分析的に 書くことはできないし、その気も無い。ともかく、PK戦スペイン5人目の キッカー セスクが、結果的にイタリアの息の根を止める形となって、よ かった。 * * * 本日の決勝がそれを超えるかどうかはわからないが、準決勝 ドイツ対トル コは、今大会の紛れも無いベストゲームと言える、素晴らしい試合となった。 「今日のドイツはよくありませんね。バラックが効いていませんね」と、有 名選手の個人技に注目するしか能のないWOWOWの馬鹿な日本人解説者は相 変わらず見当外れなゴミコメントを垂れ流していたが、バラックは前試合の ポルトガル戦から、このチームの中での適切なポジショニングを行うように なっていた。2列目真ん中に居座るのではなく、ポルトガル戦では時折中盤 の底に下がってロルフェスと並んでいた。この日の試合では右に流れて、 シュヴァインスタイガーを中に入れたりもしていた。これにより、ポドルス キーとシュヴァインスタイガーの自由度が高まり、実質的に4-4-2に近い動 的な攻撃が可能となったのである。2年前のW杯では無用の長物でしか無 かったバラックは、ここに来てやっと、この“新しくて楽しいドイツ”に順 応し始めたのだろうか。 一方、主要な選手を怪我や出場停止で欠くトルコは、結果的にトルコらしい 乱暴さが消え、きめ細かいパスサッカーを行えるチームになっていた。あの トルコが、まるでアーセナルのように、ゴール前でパスを回していたのは驚 きである。システムは苦肉の4-1-4-1だったが、チェコを反面教師として学 んだのか、守備から攻撃へ移るスピードが速いし、バックラインも2列目も 高さをキープしていたので、チェコと異なりクリアボールを易々と奪われる ことが無い。 前半22分のトルコの先制点は、オランダ対ロシアでのロシアの3点目に学ん だのかも知れない。相手陣内右からのスローインの際、2列目中央のアイハ ン(たぶん)がするするとオフサイドポジションに上がり、これが起点と なった。対オランダ戦でのアルシャーヴィンはオフサイドポジションに残っ ていてスローインを受け、そのまま自分で決めたが、アイハン(たぶん)は ヘッドでダイレクトにスローアーの右SBサブリに落とし、サブリはダイレク トでクロスを上げ、カズム・カズムがダイレクトで放ったシュートはクロス バーを叩き、ボラルがこれを押し込んだ。ドイツDF陣為す術無しの、見事な ゴールだった。 ドイツはまず、バラックとクローゼが自陣で相手ボールに詰めてこれを奪い、 ポドルスキー→中央をオーヴァーラップしてきたシュヴァインスタイガーと いう、素晴らしいカウンターでまず同点。拮抗したゲーム運びが続いた後、 79分にラームの正確なアーリークロスにクローゼが頭を奇麗に合わせて勝ち 越す。バラックにボールを集めるのでは無く、サイドを起点とした攻撃への 意識が噛み合った時、“新しいドイツ”に、得点が生まれる。 86分、ドイツ陣内でサブリがラームを個人技で翻弄してクロスを入れ、ニア サイドに飛び込んだセミフがゴールマウスの狭い隙間をこじ開けた。SB対決 の1対1に敗れたラームだったが、その5分後、ラームはヒツルスペルガー とパスを交換、シュヴァインスタイガーが中に切れ込んでトルコ守備陣を引 き付けると見るや、するするとオーヴァーラップしてサブリを出し抜き、試 合大詰めにして決勝点をものにした。 ただ点が沢山入っただけでなく、その1点1点の質が高く、面白い。この大 会に3位決定戦が無いことが、今回は残念である。トルコはこの日のメン バーで、次のワールドカップも是非戦ってもらいたいものだ。 * * * もうひとつの準決勝 ロシア対スペインにおいて、ロシアの運動量が何故あ そこまで落ちていたのかがわからない。前試合で120分戦い抜いたのはスペ インも同じ。中4日という日程はスペインよりも1日多く、十分に休めたは ずだ。ひょっとしたら、オランダ戦の勝利に喜び過ぎ、飲み過ぎ、コサック ダンスを踊り過ぎたのかも知れない。 前回述べたように、ロシアの強さは2列目の3人の攻守に渡る運動量のおか げだったわけだが、中央の20番セムショフの位置が低すぎ、なかなか上がれ ず、それによってアルシャヴィンが中盤に飲み込まれてしまって、4-2-3-1 のようになってしまっている。対するスペインも、前半34分にビジャが負傷 退場した際、アラゴネスは何故かセスクを投入したので、同じ4-2-3-1。試 合は膠着状態に陥りつつあった。 「このままでは点が入らんぞ」と思っていたら、後半になってロシアが無理 に中盤を押し上げ始めた。しかしながら、今度は戻りが遅い。50分、中盤で セナがボールを持ち、シルバが中に寄ってきた時点で、中盤の底担当のセマ クが何故かするすると上がってボールの出所を押さえにかかるが、中途半端 な位置取りだったので、オーヴァーラップを仕掛けるシャビをどフリーにし てしまう。カヴァーに回らざるを得ないサイドの9番 サエンコを引き付け た時点で、シャビは左のイニエスタへ。前線中央のセスクが守備を引き付け ている間に、シャビはまたもやどフリーでゴール前へ回り込み、イニエスタ からのクロスを受けて、先制。ロシアは、プレスの判断もタイミングも間 違っており、カヴァーリングのスピードも遅すぎた。 73分のロシアは、攻め込んでいる状態からカウンターを食らう。セスクがシ ルバをドリブルで上がらせ、右ウィングに流れているグイサへ。ロシア中盤 の戻りが遅いので、グイサから返されたボールをセルヒオ・ラモスは余裕を 持ってコントロール出来た。セスクへボールが通ると見るや、ゴール前へ縦 に走って最終ラインを引き付けるシルバ。同時に中へ切れ込んでくるグイサ。 セスクの選択肢はグイサであり、浮かせたボールをグイサはダイレクトでさ らに浮かせ、GKの頭越しに決めた。 82分、左サイドのイニエスタから前方のセスクへ縦にパスが出たとき、もう ロシアの選手は完全に下を向いてジョギングしていた。ドリブルで上がった セスクから中央を並走してきたシルバに横パスが出た時、全力で走り戻って カットしようという気力と体力が残っているロシアの選手は、ひとりもいな かった。 | ||
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| ドイツは良いサッカーをするチームを相手とした面白い試合に3-2で勝ち、 スペインは遅い相手に3-0で勝った。どちらが強いのかは、これまでの結果 からは導き出せないが、あと3時間半後に行われる決勝の、私の予想は…セ スクには悪いが、3-1でドイツ、である。 keywords:カジム |
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| Kay'n wrote on June 29. 2008, 15:17 GMT | ||
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ヒディンクは別に4-1-2-3にこだわっているわけでは無かったようだ。 10番のいるロシアは4-1-3-2。2列目の「3」は大きく開いて両サイドを カヴァーするし、しっかり戻って守備も行うので、これは実質、4-4-2で ある。 2トップの一翼を担いつつゲームも作る10番、Andrei Arshavin (Андрей Аршавин)。ロシア語の“В”は、母音の前では 「ヴ」と「ウ」の中間のような発音をするので、この人の名前は「アルシャ ーフィン」では無い。シャラポワのことを「シャラポファ」と言いますか? 当ページでは、「アルシャーヴィン」と表記することにする。シャラポワも 本当は「シャラポーヴァ」が近い。 グループDの第3戦以降ロシアが強いのは、単にこのアルシャーヴィンが 入ったからだけで無く、4-4-2が可能になったからである。昨日の準々決勝 対オランダ戦の56分。オランダのフィードをカットした中盤底固定であるは ずの11番セマクが、左ウィングにスペースがあると見るやするするとオー ヴァーラップし、左に張っていたアルシャーヴィンからワンツーを受けてク ロス。19番パヴリュチェンコが見事に決めた。中盤の他3人も猛然と上がっ て、オランダDF陣を引きつけていた。前試合の対スウェーデン戦でも、サイ ドバック共々よくサイドを突いて奇麗な攻撃を見せていた。ヒディンクの フットボールは今まで嫌いだったが、今大会、これほどのチームを作ってく るとは思わなかった。ヒディンクらしく無い。 「これがロシアのマラドーナ!」という実況セリフはまるで「俺は田舎のプ レスリー!」みたいで鼻白んだし、実際マラドーナタイプでは無いし、引き こもり中学生みたいな顔をしているものの、アルシャーヴィンは、4-4-2の 2トップで活きる、確かに良い選手である。フリーキッカーであり、ヘッ ダーも果敢に試みる。「アデバヨールが高く売れた場合、アーセナルが獲得 を目指す」という噂もある。プレミアのスピードとフィジカルに対してどれ ほど通用するかはわからないが、基本的には歓迎である。 いっぽうのオランダは、せっかく4-2-3-1にしたのに右ウィングのカイトの 位置が高すぎ、2列目のファン・デル・ファールトの位置が高すぎたり低す ぎたりして、前線と中盤が分断されている。前半はいきおいロングボール中 心の放り込みサッカーに終止。自由に移動しているスナイデルもしばしば撃 ち急ぎ、相手陣内でのパスが繋がらない。後半になってこれらの問題が多少 修正され、ファン・ペルシーも入って徐々に組織的な攻撃が見られるように なったが、セットプレイで同点に持ち込むのが精一杯。延長後半にはもう、 ロシアの巧みな連携に付いて行く気力も体力も、残ってはいなかった。 * * * 前後するが、“楽しみに”していたグループC フランス対イタリア。せっか くリベリーが10分で負傷退場してナスリが入り、アーセナル加入がほぼ確実 なこの選手が左サイドをどのように務めるのか見られると思ったのに、アビ ダルの一発退場で全てが台無しである。 相変わらず攻撃が真ん中ばかりに集まるイタリアに対して、フランスはもっ とサイドを突いたカウンターアタックを試みればよかったのに、クレルクに もエヴラにもゴヴーにもアイディアが足りなかった。ベンゼマもたいしたこ と無かったなぁ。イタリアのプレスが緩くなった分、フランスの攻撃にもス ピードが生まれない。見所も興味も少ない、詰まらない試合であった。 * * * 2戦連続して信じられない逆転劇を演じたトルコの試合内容はともかく、そ の精神力だけは尊敬に値するが、グループA 対チェコ戦の残り15分で2点の ビハインドをひっくり返した真の理由は、精神力でも奇跡でも無かった。 チェコのフォーメーションは4-1-4-1。9人で自陣を守るその守備は堅そう に見えるが、2列目の位置があまりにも低いので、セカンドボールを悉く拾 われ、トルコに波状攻撃を許した。自陣でボールを奪った後、慌てずにしっ かりキープするテクニックと落ち着き、そして2列目が素早く攻撃に移るス ピードが必要だ。通常、4-1-4-1は4-1-2-3崩れ、両ウィングが2列目まで 下がることによって生まれるフォーメイションだが、チェコの場合は過去の 4-1-3-1*-1 の「1*」(もちろんネドヴェド)がいなくなって「3」に吸収 されることによって出来たもの。縦の厚みが平べったく潰れてしまっている。 ある意味「コンパクト」とも言えるが、コンパクトであることが意味を持つ のは、素早く攻撃に移ることが出来、最終ラインを上げることが出来た場合 の話である。 どんなに堅い腹筋を持っていても、連続したボディーブローを浴び続ければ、 ガードが下がる。そして隙が生まれる --- そうなるまでに75分間が必要であ ることを、トルコは知っていた。そしてその時が訪れ、ウィファルシは裏を 取られ、MF達はトゥランをどフリーにする。チェフはボールをこぼす。ヤン クロフスキがニハトをオンサイドにする。 | ||
| この大逆転劇をもたらしたもののひとつに、トルコの精神力を挙げることは 否定しない。が、それ以外にあるものは、奇跡でも、天候でも、スタジアム に潜む魔物でも無い。チェコがピッチ上に描いた、白く美しく平べったい 「土」の字。大逆転劇は、あのフォーメイションが自ら呼び込んだ、必然的 なものだったのである。 keywords:アルシャーフィン フォーメーション |
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| Kay'n wrote on June 22. 2008, 12:39 GMT | ||
| でもイタリアには負けないでほしいですね。 |
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| Kay'n wrote on June 22. 2008, 12:38 GMT |
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大会8日目までを終えたUEFA EURO 2008 だが、エドゥアルドもロシツキー もディアビーもクリシーもいないこの大会には、さほど思い入れは無い。セ スクやファン・ペルシーの活躍には期待したいが、今のところ二人ともサブ 扱いだし、アラゴネスが監督をやっている限りスペインを応援する気は無い。 2年前のワールドカップ同様、スイスの健闘を楽しみにしていたが、フライ の初戦での離脱が痛かった。ハカン・ヤキンが登場すると攻撃の質が雑にな るのは、相変わらずである。 前大会では、各チームのシステムとフォーメイションに注目しつつ、分析的 に書いた。今大会はそんなわけで、あまり真面目に見てはいないのだが、 ざっと見渡してみて気付いたことは、4-1-2-3、いわゆるバルサフォーメイ ションにこだわっているのは、ヒディンク率いるロシアぐらいのものだ、と いう事実である。オランダやスペインを含めて、ほとんどのチームが4-4-2 あるいは4-2-3-1を基本としたシステムを採っている。これには様々な理由 が想像できるが、言ってしまえば、コクーやラウルといった「監督にとって どうしても外せない真ん中の選手」がいなくなり、かつ監督達が、守備も ちゃんとやるサイドハーフの重要性にようやく気付き始め、あるいは気付か ない馬鹿な監督がいなくなり、結局、現代サッカーに於いて最もバランスの 良い形に落ち着きつつある、というわけである。前大会で再三指摘した各国 の問題点が、徐々に解決されつつあると言える。 全てのチームがこうなってくると、逆に面白く無いわけだが、大丈夫。 フォーメイション論的に面白い、ということはつまり、情けないチームが、 ふたつある。それはどこでしょう?--- 答えは、イタリアとフランスである。 イタリアは、初戦オランダ戦のスターティング・フォーメイションがとにか くまずかった。ピルロの両脇にガットゥーゾとアンブロジーニが固まり、か つカモラネージがまるで3トップの右であるかのような、変な4-3-3である。 今のイタリアの予選ゲームなどには興味も無いので、いつごろからこんな形 を採っているのかは知らない。ともかく、ボールのあるところばかりに人が 密集する、わーわーサッカーである。カモラネージの位置がどう見ても高す ぎるので、自陣右サイドが常にガラ空き。1失点目はファン・ニステルロー イお得意の糞ゴール(流れの中で守備側の選手がバイラインの外に出たから といってオフサイドラインは変わらないので、v. ニステルローイはオンサイ ド。)で致し方無いが、オランダの2点目は、このイタリアのガラ空きの右 サイドをどフリーで駆け上がったファン・ブロンクホルストのカウンター& クロスによる、当然のものであった。後半になってイタリアはデル・ピエロ を投入して4-4-2に戻すも、バランスの悪さを立て直すことはできず、やは り自陣右サイドのスナイデルを起点として3点目を失う。もう一度言おう。 当たり前である。カンナヴァーロがいるとかいないとか、まったく関係ない。 全てはフォーメイションの問題。監督更迭も時間の問題だろう。ドナドナ ドーナードーニー♪ いっぽうフランスはどうなっているかというと、「どうしても外せない真ん 中の人」ジダンがいなくなって、凡将ドメネクもさぞやメンバーを組みやす くなっただろうと思いきや、やはりリベリーが厄介者となっている。リベ リーはあれから、右ウィンガーとしての順応性を身に付けたという噂も聞い ていたのだが、やはり真ん中に入ったっきり出てこない癖は治っていないよ うだ。初戦、おかげで期待のベンゼマは右ウィングに流れざるを得ず、2 トップにした意味が無い。何を思ったのかドメネクは、70分過ぎになって 2トップをゴミスとナスリに替えるという、まるで親善試合での実験のよう な采配を見せるが、そんな猫だましで何かがどうにかなるはずもない。第2 戦オランダ戦では、2トップをあっさりとあきらめ、リベリ−をトップ下に 据えたが、全盛期ですら1トップでは活きなかったアンリーが今、活きるは ずもない。フランスは、悪い意味での「第二のジダン」を産み出し、同じ過 ちを犯そうとしている。まぁ、ナスリとゴミスとベンゼマは、アーセナル加 入の動き、もしくは噂があるので、あまり活躍しすぎて値段が吊り上がって 欲しくもないから、好都合ではあるのだが。 2年前のあの因縁の対決が、こんなレベルのチーム同士で実現しようとは想 像しなかったし、まったく寂しい限りではあるが、火曜日の対戦は、2年前 のことは忘れて、半笑いでツッコミを入れながら観ることとしよう。 * * * 前大会の時も、ナイキのCMは面白かったが、今大会もナイキは独創的な CMを繰り出してきた。しかもアーセナルがフィーチャーされている。前大 会時の作品とは打って変わって合成に頼らず、ヴェンゲルに見初められて アーセナルに加入する架空の選手の見た目ショット(本人の眼に見えている 風景を模した映像を、こう呼ぶ)だけで構成されたあのアイディアはたしか に秀逸だが、アーセナルファンとして、あのCMの設定には不満がある。 まず、あの背番号45の選手の、ポジションはどこなのか?ギャラスと交代 (写真)してピッチを踏むからにはセンターバックかと思いきや、そのあと ルーニーやC. ロナウドとマッチアップする位置からすると、明らかに右サイ ドハーフである。 ヴェンゲルがギャラスに替えてSHを投入するケースがあるとすれば、次のよ うな場合しか無い --- 70分過ぎに1-0でリードしていたので、疲れたか、 ぶち切れてイエローカードを1枚もらったかしたエブーエに替えてセンデロ ス投入、中盤の底の守りを固め、セスクが右をカヴァーする。ところがその 直後にセットプレイのごたごたから失点し、同点とされたので、ギャラスを 退げてこの45番を右サイドに投入、セスクを中央に戻してセンデロスはその ままセンターバック左に入る…。 その後失点するわけだから、この試合は1-2での敗戦である。ルーニーとC. ロナウドに易々と翻弄されるような選手を、ヴェンゲルが僅差のマンU戦ア ウェイで起用するはずが無い。こんな重要な試合には、「ネクストレベルへ 行」ってから後、出場してもらいたいものである。 |
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| トレーニングを積んだその後の45番は、アトレティコっぽいシャツのクラブ 相手にゴールを決めるが、その際のポジションは左ウィングである。両サイ ドを一応こなし、攻撃時、右よりは左を好み、中に切り返して右足でミドル を決めるこの選手は、ピレスタイプの選手だろうか。それにしても、ギャラ スより明らかに10cmは大きく、マテラッツィと目線の高さが同じこの選手の 身長は、193cmを超えるはずだ。しかもフリーキッカー。こんな選手がいた ら、たしかに今のアーセナルには必要かも知れない。が、下半身をもうちょっ と強化して、ポジショニングがあまり恣意的にブレないようにしてもらいたい。 keywords:ベンゲル フォーメーション |
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| Kay'n wrote on June 15. 2008, 14:59 GMT | ||
| イングランド プレミアリーグ第27節、バーミンガム v. アーセナルの開始 3分、バーミンガムのセンターバック マーティン・テイラーがエドゥアル ドにタックルしたシーンは、ロングショット(=引いた画)から見る限り、 さほど危険なものには見えなかった。別アングルでの寄りの画によるリプレ イが全く無かったので、詳細はわからない。が、マーティン・テイラーのス パイクの裏がエドゥアルドの左足の骨を砕いたのは事実である。ヴェンゲル 監督は試合直後、「マーティン・テイラーは一生フットボールを止めるべき だ」と発言し、今日になって「あれは言い過ぎた」と、その発言を修正した。 バーミンガムの監督 マクリーシュはマーティン・テイラーを擁護し、「彼は ダーティな選手ではなく、あのタックルに悪意は無かった。エドゥアルドが 彼にとって速すぎただけだ」と述べた。 たしかに、M. テイラー は、2年前、ディアビーからCL決勝出場の機会を 奪ったあのサンダーランドのチンピラとは違うのかもしれない。しかし、 マーティン・テイラーはエドゥアルドから、アーセナルのタイトル獲得に対 するさらなる貢献の機会と、EURO 2008 出場の機会を奪った。「悪意は無 かった」?「エドゥアルドが速すぎた」? フットボールにおいて、相手を 骨折させるほどの「遅さ」は、「悪意」と同じぐらいの大罪である。そんな こともわからない者は、今すぐにフットボールの世界から去るべきだ。 * * * エドゥアルドの負傷退場は、チームメイトに精神的動揺を与えただけでなく、 戦術的にも悪影響を及ぼした。ベントナーが交代出場してアデバヨールと並 んだ場合、チームはこれら2人のストライカーの“高さ”を意識しすぎる傾 向にある。この試合の前半は、浮き球を放り込むばかりの雑な攻撃に終止し た。A.C. ミラン戦で決定的シュートをミスしまくり、その反省を表現したの かどうかわからないが髪を切ったこの試合でのアデバヨールの、ミラン戦と の違いは、ただ髪を切っただけだった。点が入らないので、フレブもファブ レガスも前線に参加。相手DFラインに3、4人がずらっと並んだ中に、クリ シーとサーニャとウォルコットがぽんぽんと浮き球を放り込むが、こんな 「ジーコジャパン」みたいな攻撃でなんとかなるものでは無いし、なんとか なって欲しくも無い。 27分、自陣中央22ヤードで、フラミニがマクファデンを倒したとされるプレ イは、ファウルでは無い。ボールをギャラスが奪って完全に所有した状態で、 フラミニはただマクファデンとギャラスの間に身体を入れただけだ。オブス トラクションでも無い。主審マイク・ディーンによるファウルの判定は不当 なものだし、このFKによるバーミンガムの先制点は、不当なものである。 ハーフタイムにヴェンゲル監督がどんな指示を行ったのかはわからないが、 後半になって、アーセナルは、前線にアデバヨールだけを置き、グラウン ダーのスルーパスを中心に攻撃を組み立てた。2列目の人数を増やすことに より、相手のクリアボールを悉く拾うことが出来、連続した波状攻撃が可能 となった。ウォルコットにはおそらく、「ウィングに張らなくてもよい。ク ロスを第一の選択肢としなくてもよい」とのアドバイスが与えられただろう。 この戦術的指示により、ウォルコットはプレミアリーグ初ゴールを挙げ、ス トライカーとしての素養の片鱗を示す素晴らしい2点目も挙げた。もしこの 試合を勝っていたら、少しは笑ってこの日を終えることが出来たろうに。 試合終了真際の失点は、クリシーばかりを責めるわけにはいかない。自陣左 にボールが転がり、クリシーが余裕を持ってボールの後方に回り込もうとし た瞬間、画面の右からパーナビーが突然フレームインして来る。スロー再生 してみると、この瞬間、クリシーのみならず、センデロスもギャラスもフラ ミニも、誰もパーナビーの動きに気付いていなかった。これほどまでに完全 に相手の死角に入ることが可能なのだろうか。 問題は、虚を突かれた後、これをカヴァーしようとしたクリシーのプレイは、 ファウルでは無かった、という事である。ボールを奪い返しに行ったクリ シーの左足はクリーンにボールに触っており、クリシーはその後即座に足を 引いている。パーナビーはわざとらしくクリシーの左足に引っ掛かり、PKを 得たが、この判定も不当である。パーナビーに相応しいのは、ダイヴィング によるイエローカードである。フットボールにおいて、度重なる誤審は、 「悪意ある暴力行為」とおなじぐらいの大罪である。 * * * マーティン・テイラーには8ヶ月の出場停止。バーミンガムには賠償請求。 主審 ディーンを不当判定で下部リーグに降格ののち、再試合。総括するとつ まり、これらが唯一正当な処置である。そうでなければ、怒りのやり場が無 い。そして、仮にそうであっても、期待に満ちたエドゥアルドの今シーズン は、終わってしまった。 keywords:セスク ベンゲル ダ シウヴァ |
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| Kay'n wrote on February 24. 2008, 16:10 GMT |
| アーセナルらしいスタイリッシュなゴールを重ねて快勝!というゲームが無 いので、語るべきことも特に無く、なかなか書く気が起こらない。「ほーら やっぱりエドゥアルドは凄いでしょ。他のストライカーより前にいれば」と か「フルァム戦でのロシツキーのゴールは、ピレスみたいだったな」とかぐ らいだ。こんな時は、ありえないスコアで大敗したほうが、まだ書くネタが あろうかというものだ。にしても、今回はそれほど長文にはならない。放送 が無いカーリング・カップ準決勝、トッテナム・ホットスパー v. アーセナル 2nd leg は、ハイライトしか観ることが出来ないからだ。 一般的に言って、失点をゴールキーパーのせいにするのは素人考えであり、 実際に失点がGKの責任である場合は多くはないが、この試合での5失点のう ち少なくとも3つは、ファビアンスキーの責任である。1、3、4失点目の ようなシュートは、プレミアでもよく食らっている。これらをアルムニア (やレーマン)は防いでいるのだ。ファビアンスキーも防がなければならな い。 2失点目のようなヘッダーを、ベントナーは、相手のゴールに、決めなけれ ばならない。バーを叩いた49分のシュートは本当に惜しかったのだから、腐 らずに気を取り直しつつ、セットプレイでのディフェンスを練習してもらい たいものだ。 ハイライトには収録されていなかったが、アデバヨールとベントナーが、 ピッチ上で揉めたらしい。70分の得点はたしかに素晴らしいシュートによる ものだったが、だからと言ってアデバヨールは嵩にかかって「おまえがダメ だから俺が出て来たんだよ!」などと本当のことを言ってはいけない。ピッ チ上で味方同士が揉めるなど、全くアーセナルらしくない。 終了真際の5失点目の責任は、自陣左で、ジーナスにやすやすと振り切られ てしまったジウベルトにある。今季、ヴェンゲル監督がキャプテンの任を、 ジウベルトではなくギャラスに与えたのは、なにかと五月蝿いやんちゃ坊主 を学級委員長に据えて意識を高める狙いだけでなく、ジウベルトのこの明ら かな衰えを、監督はまたもや見抜いていたからだろうか。加えて言えば、こ の失点時のファビアンスキーの位置もおかしかった。 ザ・サン紙によると、監督は、ウォルコットがいまいち伸び悩んでいると考 えており、ローンに出すことも検討しているそうだが、ウォルコットのみな らず、デニウソンも伸び悩んでいるように、私には見える。この日、早々に 退場したのは怪我のせいだったそうだが、デニウソンが伸び悩んでいるのは、 ディアラのせいである。夏の移籍市場が閉じるぎりぎりに、そもそも何故 ディアラを獲る必要があったのかわからないわけだが、結局ディアラはアー セナルで何も出来ず、文句を言い、デニウソンの出場機会を減らしたのち、 “アーセナル選手の天下り先”ポーツマスへと去っていった。 カーリング・カップのプライオリティは高く無いし、ここで敗退したからと いってどうってことは無いが、後々チームに妙な痼りを残すような試合をし てはならない。負け試合でも最後まで帰らず応援することで有名なアーセナ ルファンを試合終了前に帰らせてしまうような、アーセナルらしくない試合 をしてはならない。 keywords:ベンゲル ジェナス フルハム |
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| Kay'n wrote on January 24. 2008, 12:06 GMT |
| tetuさん、 書き込みありがとうございます。お返事が遅くなり失礼しました。 このページで少しでも鬱憤を晴らしていただけたなら、書いた甲斐があると いうものです。アーセナルがあと2、3試合、下らないドローや敗戦を記録 すれば、日本の自称解説者の人たちは「やはり若さが弱点ですね。それに較 べてマンUは…」みたいなことを言うはずですので、楽しみに待ちましょう。 とはいえ、フットボールメディアに対する批判は、ただただ同じ内容の繰り 返しになるので、さすがにもう飽きてきた、というのが正直なところです が、それは取りも直さず、監督/コーチ経験者を含む日本のフットボール関 係者のレヴェルが、何年も何年も全く向上していないという事実でもありま すね。最近は更新が滞っておりますが、過去の記事がたくさんありますの で、ぜひお読みいただいて、さらに鬱憤を晴らして下さい。4年前の批判記 事は、そのまま2008年にも妥当するはずなので。 |
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| Kay'n wrote on January 18. 2008, 17:13 GMT |
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公式戦無敗記録を更新し続けている今シーズンのアーセナルの実力を「本物 だ」と結論付ける人が増えてきているようだが、私に言わせれば、今季アー セナルの「実力」は、中盤を支配し続け、トップ4でトップの結果を残した 昨季と同等であり、今季が「本物」なら昨季も「本物」である。さらに言え ば、少なくともヴェンゲルのアーセナルの「実力」が「本物」で無かった シーズンなど、無い。 同様に、昨季感じ続けたフラストレーションは、今季も消えてはいない。 ダービー・カウンティ戦で3ゴールを稼いだアデバヨールにそれ以降ゴール は生まれておらず、ファン・ペルシーはまた怪我で離脱してしまった。CL スラヴィア・プラハ戦では大量7得点を挙げたが、その多くは相手が弱かっ たから、戦意喪失したから生まれた得点であり、本当に素晴らしかったのは 50分のフレブのゴールぐらいだ。アデバヨールが決めるべきゴールを決めて いれば、この試合は10-0だっただろう。 先月28日のリヴァプール戦でも、86分にファブレガスが放ったミドルが右 ポストを叩いた時、もしベントナーが周到にオンサイドポジションに位置し、 しかもディフレクションボールをクロスバー上にフカさなければ、勝利して いたはずだ。ベントナーは出場機会の少なさについて文句を言う前に、こう いうシーンできっちり決めなければならない。 失点に関しても、同様のフラストレーションはある。楽勝かと思われた先月 7日、サンダーランド相手に2失点を喫したのは、両サイドバックの一瞬の 気の弛みによるものだ。ほとんどの時間帯でいつものように好ディフェンス を続けていたクリシーと、この日は何故か、ブリーチした髪の毛とともに運 動量も失っていたサーニャが、あっさりと裏を取られれば、あっさりと失点 する。今シーズン、ファブレガスが得点を重ねているのが、フラミニが中盤 の底をしっかりと守っているおかげである事は、前回書いた通りだが、ファ ブレガスが攻め上がっている際、フラミニがサイドのカヴァーリングに引き ずり出されたなら、それは即、ピンチを意味する。 * * * 昨日行なわれたイングランド プレミアリーグ第11節、アーセナル v. マン チェスター・ユナイテッド。前半終了直前、相手ゴールキックがアーセナル 左のブラウンに通る。マーキングが何故か遅れていたロシツキーの代わりに、 この日トップ下に入っていたフレブがチェックに行き、ブラウンは左腕でフ レブを突き飛ばすが、何故かファウルの笛は吹かれない。ファーガソンはこ の日の主審ハワード・ウェブの笛が「アーセナル寄りだった」と文句を言っ ているそうだが、それはこちらの台詞である。今季マンUの試合には、あき らかにマンU寄りの不当な判定が多い。また裏で何かやっている可能性が高 い。それにしても、プレイオンである以上、フラミニはファウルをアピール して足を止めるべきでは無かった。マンU 2トップのひとり テベスは中盤 に引き摺り降ろされて何も出来なかったのだから、フラミニはルーニーの位 置だけを確認して、C.ロナウドからのパスコースを切りに入るべきだった。 ルーニーのシュートは、右足踵をかすった明らかなミスキックだったが、 ギャラスの右足と右肘にあたってコースが変わり、アルムニアの逆を突いて ゴールニアサイドに決まってしまう。ブラウンはファウル、C.ロナウドのク ロスは十分にカット可能な凡庸なもの、ルーニーのシュートはミスキック、 と、相手の良いプレイなど何ひとつ無かったにも関わらず許したこの失点は、 全く無用なものだった。 後半2分。自陣左サイドで、ラグビー選手のような風貌のアンデルソンによ るラグビー選手のように腕を使ったディフェンスを見事に躱したフレブから、 センターサークル付近のファブレガスへ。アデバヨール経由で、右SHのエ ブーエへ。エブーエはタメを作り、サーニャがオーヴァーラップするが、結 局エブーエはゴール前に駆け上がるアデバヨールへの浮き球を選択する。 ファン・デル・サールと絡んで右にこぼれたボールにサーニャが突進し、中 央7ヤードでどフリーのファブレガスへ。慌てて戻るv.d.サールは、ゴール マウス向かって右半分を守らざるを得ず、左半分をファーディナンドが守っ ていたが、ファブレガスがファーディナンドと左ポストとの間にシュート コースを見出したのは、前節リヴァプール戦、右足アウトサイドでレイナと 左ポストとの間に決めたシュートと同じ発想であろう。針の穴を通す、これ ら“ゴールへのパス”は、フラミニのおかげでは無く、ファブレガス自身の 向上の賜物である。 82分の失点は、サーニャの緩慢なプレイの代償であった。GKからのフィード をルーニーと競りに行ったまでは良かったが、自陣右に位置するサハにボー ルが渡り、トゥーレが引き摺り出されたにも関わらず、サーニャはバックラ イン中央のカヴァーに回るでも無くサハにダブルチームに行くでも無く、 ボールを見ている間に、駆け込んで来るエヴラを見逃して、あっさりと裏を 取られてしまう。ギャラスとジウベルトはエヴラに詰めざるを得ず、クリ シーとフラミニのカヴァーリングも間に合わず、中央に走り込んできたC.ロ ナウドにクロスが合ってしまう。ほとんどの時間帯で好プレイを見せている サーニャだが、この選手は時々集中力が切れるところが怖い。昨シーズン同 カードでの失点を思い起こさせる、これもまた、無駄な失点である。 つまりこの試合は、十分にシャットアウト可能な試合だったのであり、前節 に引き続き、勝てる試合だったのである。先制されて追い付けば、なんとな くポジティヴな印象が残り、それはそれで悪い事ではない。が、ドローはド ロー。今季最初のビッグゲーム2試合で、得るべき4ポイントを失ったこと に変わりは無い。「勝ちに等しいドロー」であったとは、決して言えない。 では、この試合に収穫は無かったのかというと、そうでもない。この日の大 きな収穫は、ウォルコットとエドゥアルドの意識の変化、そして彼等に対す る周囲の意識の変化が垣間見られた事であった。 まず74分にエブーエと替わって右サイドに入ったウォルコットに対して、 チームメイトは、積極的にボールを集めようとした。「何かやってくれるは ず」という信頼感が見えた。これまで、得てしてパスの選択が早すぎたウォ ルコット自身にも、自らシュートを放つ意識が見て取れた。78分、右サイド をドリブルで駆け上がった後、ゴールに向けて放ったボールは、アデバヨー ルへのフィードにも見えたが、枠を狙ったループショットにも見えた。これ らは、スラヴィア・プラハ戦での2ゴールによって芽生えた自信と信頼感だ ろう。 80分、この日は攻守に渡ってぱっとしなかったロシツキーに替わって左サイ ドに入ったエドゥアルドは、90分、自陣トゥーレのFKからアデバヨールを通 り越し、ワンバウンドで届いたロングフィードに対して、果敢に左足ヴォ レーシュートを試みた。大きくクロスバーを超えたのは残念だったが、これ を「雑なシュート」と見るのは正しく無い。水曜日のカーリング・カップ4 回戦、対シェフィールド・ユナイテッド戦でエドゥアルドが挙げた2ゴール はいずれも、“リーグを問わず、年間30ゴールを挙げる事の出来るストライ カーだけが持つ特別な何か”を感じさせてくれるものであり、アデバヨール がまだなかなか決められない種類のゴールだった。もしエドゥアルドの左足 が、もう少しボールの上を叩いていたなら、これはチームを救うスーパー ゴールとなっていたはずだ。チームも、エドゥアルド自身も、このストライ カーがそろそろそんなゴールを立続けに決め始める時期に入りつつあること を、意識していることだろう。 試合はロスタイム1分、相手からボールを奪い返して左ウィングを突破した クリシーから、クロス。ゴール前に詰めていたギャラスが右足ヒールで掻き 込もうとしたボールはファーサイドに流れ、ウォルコットが放ったシュート をv.d.サールが弾いたところを、ギャラスがもう一度ヴォレー。v.d.サール が再度弾き、ウォルコットがミスキック、また弾かれてウォルコットがミス キックと、このチャンスも不運に見舞われたかと思いきや、ギャラスのヴォ レーシュートがゴールラインを割っていた。45分の失点の原因となったブラ ウンのファウルを見逃したイーストスタンド側の線審は、このギャラスの ゴールを正しく判定して帳尻を合わせ、ギャラスは45分のオウンゴールの帳 尻を合わせた(写真)…いや、線審に関しては、「アーセナルに有利な誤 審」をしなければ帳尻は合わないわけだが。 |
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| 「快進撃」に見えるアーセナルに、フラストレーションはまだまだある。改 善すべき点もまだ沢山あり、秘められた可能性もまだ沢山ある。二度までも リードを許したゲームでも負けなかった事に「強さ」を感じるのは間違いで は無いが、本当の意味で“手が付けられないチーム”になる為の道のりは、 まだ長い。もっとも、無敗優勝シーズンにも、“勝てるはずだったドロー ゲーム”は、沢山あったのだが。 keywords:ベンゲル セスク アデバイヨル エブエ ベントナー |
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| Kay'n wrote on November 4. 2007, 12:02 GMT | ||
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ずっと更新が滞っていたのは、多忙であったり、9年間愛用してきた Power Book G3 "Wall Street" 300MHz がRAMをどうしても64MBしか認識しなく なったりした為だが、この更新停滞の期間はちょうど、新しいアーセナルが どこに向かおうとしているのかを見極める為に必要な期間と合致していた。 プレミアリーグ 第6節を終えて5勝1分0敗、1ゲーム・イン・ハンドにも 関わらず単独首位。CLも危な気無い滑り出し。ヴェンゲル監督も3年間の 契約延長にサインし、クラブ経営上の収入もトップ。D. デイン氏から株式の 売却を受けたロシア人富豪による買収問題が僅かな影を落とすのみで、今 シーズンのアーセナルは順風満帆に見える。まずはトップチームの布陣を、 背番号とともに整理しておこう(グレー文字は兼任ポジション)。
こうして見ると、まず守備的MF陣がものすごく厚い。右サイドも厚い。反面、 トゥーレとクリシーには怪我してもらいたくないこともわかる。特にトゥー レは今シーズン、怪我しなくてもアフリカン・ネイションズ・カップに持っ て行かれるので、まだまだ未知数なセンターバック右要員候補たちがどれだ けこのポジションにフィットするのかが見どころである。昨日のカーリング カップ3回戦ではソングが務めたようだが、補強に大枚はたいたニューカッ スルを無得点に押さえたのだから、期待したいところだ。新加入のサーニャ とディアラもCBをこなせるようだ。そのヴァーサティリティも獲得の理由 だったのだから、彼等には是非こなしてもらわないと困る。 さて、そんなアーセナルの、これまでの快進撃について。現在リーグ単独 トップスコアラーのアデバヨール、アネルカと共に2位に名を列ねている ファブレガス等の得点力ももちろんのことだが、好結果の理由は、むしろ中 盤の守備力にある。ハーフウェイライン付近から自陣にかけてのエリアで相 手にボールを持たれた時、ダブルチーム、トリプルチームに行くスピードと パワー、そしてその際の他ポジションのカヴァーリングが、非常に充実して いる。頑張っているMF陣の中で、特にこれに貢献しているのが、オフシーズ ンには放出の噂さえあったフラミニである。出場機会の少ない時のフラミニ がセントラルMFを務めると、ついつい結果を焦って前に前に出てしまい、 ファブレガスが上がりにくくなってしまっていたが、今季リーグ全試合出場 のフラミニは徐々に、要所要所を押さえた攻撃参加と献身的な守備によって チームへの貢献を増し、だからこそファブレガスの4ゴールも可能になった のである。 守備面でもうひとつ特筆しておかなければならないのは、バカリ・サーニャ の安定感である。これまで、自陣右でクリアボールが短く浮いた時などハラ ハラしたものだが、サーニャはこういった浮き球の処理が上手い。トゥーレ のカヴァーなども安心して見ていられる。攻撃参加の頻度こそエブーエより 少ないが、それでもタイミングを見計らったオーヴァーラップにより、これ まで重要な部分でアシストを決めている。 CLも含めて、今季アーセナルの失点は、これまで4。内2つは、レーマン がやらかしたもの。他、カヌー(ポーツマス)の個人技で1つ、ベイル (トッテナム)の見事なFKで1つ。流れから崩されての失点はひとつもない。 これは、中盤以後の守備力の賜物である。 次に、攻撃面を見てみよう。今月15日に行われた対トッテナム戦の前半まで、 アーセナルの攻撃には、実は大きな問題があった。アデバヨールが出場して いる時、チームは彼のポストプレイを意識し過ぎていたのである。長めの浮 き球をアデバヨールに集め、アデバヨールはそれを味方に落とそうとするが、 これがファン・ペルシーやエドゥアルド等前線の他の選手と噛み合わない。 後方からスペースへのパスが、アデバヨールの動き出しの逆を突くケースも しばしば見られた。 ノース・ロンドン・タービーのアウェイ戦ハーフタイムに、ヴェンゲル監督 がどんな指示を出したのか、我々には知る由も無い。しかし、この日の後半 から、アーセナルの攻撃は、グラウンダーのパスを細かく繋ぐアーセナルら しいものとなって行き、アデバヨールの意識も、ポストプレイよりも自らが 決める事へと向いた。その後2試合半で5ゴールを挙げているのは、ご覧の 通りである。 これに勢いを得て、少なくともしばらくはアデバヨールを主な得点源と考え るのは当然の流れだろう。今後、これにv. ペルシーやエドゥアルドがどう絡 むのか。アデバヨールの得点力を警戒し、相手ディフェンダーがアデバヨー ルの落とした球では無くアデバヨール自身に引き寄せられた時、v. ペルシー やエドゥアルドの左足が火を吹くのかも知れない。 * * * アーセナルのこれまでの結果を見て、日頃から「結果」を見る能力しか無い 者達は、掌を返したようにアーセナルを賞賛し始めているが、私が自分に問 いかけなければならない、私にとって最も重要な命題が、まだ残っている。 それは、「そんなアーセナルを、私は好きかどうか」である。 「僕たちはアンリにびくびくしていた。アンリがどうしたいのかを常に考え、 抑制したプレイすることは、容易では無かった。今、僕らは自由にプレイで きている」 ファブレガスが語ったとされる上記のような心情に、偽りは無いだろう。直 感に任せてミドルショットを放ち、浮き球のクロスを第一の選択肢とするこ とを、アンリーは許さなかった。今季、これらを禁じる選手はいない。枠を 外して怒鳴られる事を恐れて放ったミドルは、GKの正面に飛ぶだろうし、GK に易々と止められて怒鳴られる事を恐れて放ったミドルは、枠を外す。今季、 ファブレガスやディアビーのミドルが見事に決まっているのは、確かにアン リーがいないせいかも知れない。 事実、一見気持ちよく重ねている今季のアーセナルの得点は、大きく分けて、 左右ウィングからのクロスをコンヴァートしたもの、ミドルショット、PK、 セットプレイからのもの、後方からのパスを個人技で決めたもの。決めてく れれば文句は無い。しかしこれらはどれも、リヴァプールでも出来るゴール である。 そんな新しいアーセナルを、私は好きなのかどうか。アンリーがいなくなっ て伸び伸びプレイしているヤング・ガナーズが見据える先には、どんなフッ トボールがあるのか --- これが私にとっての、最大の問題だった。少なく とも、対ダービー戦の64分までは。 先週土曜日に行われた、イングランド プレミアリーグ第6節、アーセナル v. ダービー・カウンティ。ディアビーのミドル、アデバヨールがGKとの1 対1を躱してゴールに流し込んだシュート、エドゥアルドが得てアデバヨー ルが決めたPKによる3-0で迎えた64分、こんなプレイがあった。 左サイドを駆け上がるクリシーから、同じく左サイド後方に位置するアデバ ヨールへ。さらに後方中央のフラミニ。以後、ディアビーとのワンツーでフ ラミニ→エドゥアルド→前線中央へ駆け込んできたアデバヨールへ。全てダ イレクトタッチであり、フラミニはゴール前中央目掛けて走り続けた。アデ バヨールは惜しくも相手DFにブロックされたが、このプレイを見た時、この 新しいアーセナルが、決して、「アンリーが望んだフットボール」を忘れて はいないことが判った。この若いアーセナルが、まずはゴールを決め、試合 に勝ち、結果を残し、経験を積み、その先に、ヴェンゲル、そしてティエ リー・アンリーが理想としたフットボールを、同じ自らの理想として見据え ている事が、判った。そんな新しいアーセナルを、私は好きであることも、 判った。 |
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| それが判るまでにかかった期間は、決して短くは無い。今シーズン開幕から 今まで、アーセナルは毎試合変化している。様々なことを改善し続けており、 今後も変わり続けるだろう。それを見続ける事は、このアーセナルを好きな 我々にとって、楽しい作業であることだろう。 keywords:ベンゲル セスク アデバイヨル エブエ |
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| Kay'n wrote on September 26. 2007, 17:12 GMT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| りーぬさん、ご意見書き込みありがとうございます。 私は日本語メディアをとうに見限っているので、サッカー雑誌も読まないし、 日本語サイトも見ません。海外サッカー中継では必ず副音声で現地実況を聴 きます。現地実況副音声の無い中継で、無知蒙昧な日本人解説者と、その尻 馬に乗る実況アナの垂れ流すコメントを強引に聞かされた際には、このペー ジで精一杯こきおろしますが。 というわけで、日本語メディアでどんな「批判」があるのかを私は知りませ んが、少なくともひとつ言えることは、「アンリーの代わり」になる選手な ど、世界中のどこにもいない、という事です。「アーセナルのティエリー・ アンリー」は、唯一無二であり、今後10年、世界中のどこにも現れないで しょう。仮にエトオが来たとしても、アンリーの代わりにはならないでしょ う。 事実、ヴェンゲル監督は、「ファン・ペルシーが main man だ」「ストライ カーは super-super class しか獲らないと言ったが、エドゥアルドを獲った のは、アンリーが居なくなって事情が変わったからだ」と発言していますね。 ということは、エドゥアルドのことをスーパー・スーパー・クラスだと思っ て無い、という意味になります。 しかしながら、ヴェンゲル監督のこういった発言は、エドゥアルドに対する ファンやメディアの過剰な期待にブレーキをかける意図が大きいと思います。 監督は、エドゥアルドに対して、大きな期待を持っているはずです。 エドゥアルドのプレイスタイルがアンリーと全く同じであるはずは無いし、 アンリーの「代わり」にはるはずは無い。しかし、エドゥアルドがアンリー の「穴を埋める」選手となることを、ヴェンゲル監督は期待しているはずで す。例えばロシツキーは、ピレスとはプレイスタイルも得点力も異なる選手 ですが、「ロシツキーはピレスの straight replacement だ」と、かつて監督 は発言した。それと同じ意味で、エドゥアルドは "another Henry" にはなれ ないにしても、アンリーの "straight replacement" であると言えます。 プレミアで年間30ゴール挙げられる選手など、世界中のどこにもいません。 しかし、年間20ゴールなら、挙げられるかも知れない。その可能性があるの は、まず、昨シーズン覚醒したファン・ペルシー。もうひとり獲得するとし たら、スペインで年間14ゴールしか挙げられない23歳では無く、クロアチ アで31ゴール挙げた24歳だと言えます。どんなレヴェルのリーグでも、年 間30ゴールを挙げるストライカーは、何か特別なものを持っているからです。 「『アンリの代わりがエドゥアルドじゃ駄目』みたいな批判」が間違ってい るのは、「アンリーの代わりはエドゥアルドじゃなくてファン・ペルシーだ から」というよりも、「アンリーの後を継ぐことの出来る可能性のあるスト ライカーは、エトオでもフェルナンド・トーレスでもないから」です。ファ ン・ペルシーがベルカンプの後を継ぎ、アデバヨールがカヌーの後を継ぎ、 ウォルコットがリュングベリの後を継ぎ、アンリーの後をエドゥアルドが継 ぐこと。それを監督は期待しているはずだし、私も期待しています。 keywords: ベンゲル |
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| Kay'n wrote on July 27. 2007, 18:59 GMT |
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