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さようなら、アンリー ~ Thierry Henry からの公開レター(全訳)
Jun. 23, 2007
arsenal20070623


“これから書くことは、私にとって最も辛いもののひとつだ。心から愛したクラブにさよならを言うのは、とても悲しい。アーセナルで過ごした8シーズンは素晴らしく、いつだって楽しかった。”


…読むのも辛いし、訳すのも辛いよ、ティエリー。


“2005/2006シーズンの終わりに、私は、岐路に立たされていた。将来どのクラブにいるべきか、決断しなければならなかった。アーセナルを愛していたし、ファンも、スタッフも、ロンドンの街も大好きだった。でも、契約を更新した何よりも大きな理由は、記者発表の時に私の両隣りに座っていた、2人の人物---私の左にいたアルセーヌ・ヴェンゲル、そして右にいたデヴィッド・デインだ。チャンピオンズ・リーグ決勝の2日後、記者会見で私は言った。何よりもこれら両氏の存在が、アーセナル F.C. でキャリアを全うしようと思う理由だ、と。

“1年経って、状況は完全に変わってしまった。D. デインが去って、チームと監督は揺れた。アルセーヌはずっと私の人生の一部だった。モナコ時代、彼は監督であり、アーセナルでも私と契約してくれた。彼は、私のキャリアに、大きな影響を与え続けてくれた。これまでの私のプレイで、彼の信頼にいくらかでも応えられたなら、何よりだと思う。

“彼は、現時点での判断として、来シーズンの終わりに契約が満了したら辞めるつもりだ、と言った。残念だが、その気持ちも理解できる。私は彼の決断を尊重するし、正直に話してくれたことに敬意を表する。「来シーズンの終り」には、私は31歳だ。ヴェンゲルもデインもいないところに、イチかバチか賭けるわけにはいかない。今移籍するか、それともここでキャリアを終えるかの、二者択一だった。そして、悲しいことに、答えは「今」だった。

“これは私自身の決断であり、誰にも強制されたわけではない。だから、この移籍を、自分で発表しようと思う。そうしなければならないと思う。バルセロナは伝統ある素晴らしいクラブであり、美しいフットボールをする。満足できることを確信している。

“しかし私は、アーセナルのファンを心から恋しく思うだろう。彼らは何があっても私を応援してくれた。不調な時には助けられ、好調な時にはさらに高揚させてくれた。彼らのことは忘れない。ファンの皆が、アーセナルの試合を特別なものにしてくれたのだから。これからの私にとっても、アーセナル F.C. は、特別な絆で結ばれた存在であり続けるだろう。

“私をあんなにも暖かく受け入れてくれたイングランドの皆さん、ありがとう。あなたがたのことは、決して忘れない。”

-- Thierry Henry

…さようなら、ティエリー・アンリー。