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「優勝」の意味と価値
Apr. 25, 2004
ゆうしょうのいみとかち


ゆうしょう【優勝】

[1]最もすぐれていること。
[2]すぐれたものが勝つこと。

(広辞苑)

そうなのだ。優れていて、しかも勝つ。これが「優勝」の意味だ。世の中、優れた者が勝つとは限らない。「勝った者が、優れているのだ」と言う人もいる。しかし、「優勝」という事実が最も意味を持ち、最も輝くのは、優れた者が勝ったときである。

「勝ち組」「負け組」。これらは優れていない者の作り出した概念である。言うとしたら、「優れ組」と「劣り組」・・・ものすごく北朝鮮っぽいな。やっぱり「組」はよくない。「組」はやめよう。

ショパン・コンクール等の音楽コンクールには、「1位なしの2位」が与えられる場合がある。「1位なしの2位」は、その競争だけをとってみれば一番だったわけで、「○○年度△△コンクール 1位なしの2位」とプロフィールに誇らし気に記している演奏家も少なくない。しかし、私が思うに、「1位なしの2位」は、「1位ありの2位」よりも劣る可能性がある。「1位ありの2位」は、素晴らしい「1位」がいなかったとしたら、文句なく「1位」を与えられていたかもしれない。一方、「1位なしの2位」は、素晴らしい1位はいなかったにも関わらず、「お前は1位に相応しくない。今年は不作だったな」という意味だからである。

もはや、勝ったか負けたかが問題なのでは無い。問題は、何故、勝ったか。その理由が、「優れていたから」であるときにのみ、その勝利は、真に輝く。“winner” は必ずしも “winner” ではない。 “deserved winner” が、真の“winner” なのである。

とにかく、アーセナル F.C.、2003-2004シーズン プレミアシップ優勝おめでとう!優勝って、いいなあ。オレも優勝、したいなあ。